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    『アウトレイジ』 博士も町山さんも、みんな大好き!北野武【2010年4月9日キラ☆キラ】

  1. スタジオ  小島慶子(フリーアナウンサー、タレント) 水道橋博士(お笑い芸人、浅草キッド)
  2. 来日中につき生出演 町山智浩(映画評論家、コラムニスト)
  3. ~Setup~
    今日は博士も大興奮。殿の最高傑作、遂に解禁!

    小島 映画評論家、町山智浩さんです。今日はなんと、
    町山 はい。
    小島 来日中ということで、スタジオからです。
    博士 はいはい、はい。
    町山 ハイ。
    小島 こんにちは。
    町山 ハイ、こんにちは。よろしくお願いします。
    博士 でっかいッスね~。
    小島 ねえ、ちょっと痩せました?・・・町山さん。
    町山 痩せるよう・・・努力してます。
    小島 ねえ。
    町山 あ、わかってくれてありがとう!
    小島 微妙にイイ男になってきたので、ですねえ・・・。
    博士 そうですよねえ・・・。
    町山 ちょっと・・・痩せました。ハイ。
    博士 今日はスーツ姿でねえ。
    小島 そう、なんか今日、黒ずくめで。
    博士 ギャングスターみたいですねえ・・・。
    町山 ちょっと今日はねえ、気合い入れて・・・ちょっとスジ者風で(笑)。
    小島 うん、悪カッコイイで、ですねえ。今日はいらっしゃいましたけど。
    町山 ハイ。映画にあわせて、ハイ。
    小島 アハハ・・・。あの・・・えーと、MXテレビ『松嶋×町山 未公開映画を観るTV』ね。[*1]
    町山 はい。
    小島 あの番組の・・。
    町山 あの、放送日変わりまして。
    小島 そうなんですよねえ。金曜日の夜11時半から12時半まで。
    町山 はい。ありがとうございます。みんな、気がついてないんで(笑)。
    小島 (笑)。
    町山 ちゃんと告知やってないんですよ、東京MXテレビ。
    小島 みんな、「あれ?どうしたんだろう?」って(笑)。
    町山 そう、「放送終わっちゃったのかな?」って(笑)。
    小島 (笑)。
    町山 続いてますけど。金曜日で。
    小島 ね、金曜日の深夜になったということでね、
    町山 はい。
    小島 で、ま、その収録のために、お花見がてら帰国されたと(笑)・・・。
    町山 お花見・・(笑)全然出来てない・・・(笑)。
    小島 出来てない・・忙しい?
    町山 最近忙しくて・・・。ハイ。
    小島 ねえ・・。
    博士 今回ねえ、町山さんのリクエストでねえ、
    小島 はい。
    博士 「この映画を取り上げたい。」っていうことがあったんですけど、
    小島 はい。
    博士 その・・・たけしさんのね、
    小島 はい、そうなんです。
    博士 北野武監督の新作ということで、
    小島 これはもう・・・。
    町山 『アウトレイジ』。[*2]

    博士 はい。
    小島 博士、力入りますね。
    博士 僕、力入るっていうか、僕、3月から観てて、
    小島 ええ。
    博士 これねえ、
    町山 はい。
    博士 報道管制っていうか、公開が6月12日なんですよ。
    小島 ああ、はあ。
    博士 だから、「しばらく語らないでくれ。」っていうことで、事務所のこう・・・、
    町山 はい。
    小島 あ、そうだったのか。なるほど。
    博士 ま、いろいろありまして。僕はもう、喋りたくてしょうがなかったんですけど、町山さんが、「じゃあ、今週やろうよ!」っていう話になって、
    小島 ええ、ええ。
    博士 映画部の人に掛け合い、
    小島 お!
    博士 これ、いち早くですよ。何処よりも早い。
    町山 これ、1番早いの?これ・・。
    博士 1番早い!
    小島 お!
    町山 おお!素晴らしい!
    小島 やったあ~!
    博士 はい。
    小島 うわ~、嬉しいですねえ。
    博士 語っていただければ、ということでねえ。
    小島 じゃ、ま、キラ☆キラでですねえ、日本初の『アウトレイジ』話。
    博士 そう・・・はい。
    町山 『アウトレイジ』ねえ、やっぱり、こう・・話せない内容なんですよ。
    博士 そうなんですよ。
    小島 え?そうなの?
    博士 いや、いざ、話そう、って言った時になって、
    小島 うん。
    博士 このストーリーを語ったら、
    小島 はい。
    町山 ちょっと・・・・ダメ!なんですよ、これ。
    博士 ダメだ、と。
    小島 あ、そうなの?
    博士 ええ。
    町山 これねえ、凄い特殊な映画になってて、
    小島 ふ~ん。
    町山 どういう特殊か、って言うと、まずね、主役がいないんです。
    小島 はい。え?主役がいない・・・。
    町山 これねえ、ヤクザ同士の話なんですけれども、
    小島 うん。
    町山 ま、大体、主要登場人物が何人かな?え~・・大体、9人?
    博士 はい。
    町山 ・・ぐらい、いるんですけども、
    小島 なんか、プログラム・・パンフレットありますけども、
    町山 はい、え~・・・
    小島 あ、なんか怖い顔ばっかり並んでる・・・。
    町山 ま、10人ぐらい、いるんですけども、
    小島 はい。
    町山 全員の・・・ま、大体、出演時間数が均等に近いんですよ。
    小島 あ、誰かを中心に、じゃ無いんだ。
    町山 そうなんです。たけしさんが、まあ一応出演してますけれども、
    小島 はい。
    町山 もう、誰が主役とは言えないんですよね。
    博士 はい。
    小島 へ~。
    町山 で、このヤクザ同士がモンの凄い!殺し合いをしていくんですよ。
    博士 はい。ヤクザは3組あるんですよ。
    小島 ええ、ええ。
    博士 ですから、パンフレットだけは絶対読んで欲しいですよね。
    町山 あ、それはね(笑)、混乱しちゃうからね、ハイ。
    博士 ええ。ヤクザ3組あって、3組の組の抗争が描かれるので、
    小島 あ~。
    町山 はい。
    博士 で、警察は1人います。
    小島 警察が1人ね。
    町山 はい。だからこれ、誰が主役かわからないから、
    小島 ええ、ええ。
    町山 誰が生き残るのかがわからないんですよ、全く。
    小島 へ~・・・。
    博士 騙し合い、殺し合いの世界ですから、
    町山 普通誰か、観客が感情移入した人が、ま、生き残るだろうと思うじゃないですか。
    小島 はい、そうですねえ。
    町山 で、誰なのかわからないから、
    小島 ふんふん。
    町山 あの・・・すごく、いきなり・・・死んじゃうんですよ。人が。
    博士 うん。
    町山 次々と。
    小島 そうなの?
    町山 (え?この人が死ぬの?!)みたいな感じで。
    小島 ええ、ええ。なんかねえ、『マーズ・アタック!』(Mars Attacks!)の、大物出てきたら頭からどんどん死んでいくみたいな(笑)・・・、[*3]
    町山 (笑)・・・いいの観てますね!
    小島 アハハ、あれも好きなんですけどね、あれ(笑)・・・。
    町山 イイ映画観てるじゃないですか!あれ、傑作ですよ(笑)。
    小島 結構みんな、呆気無く宇宙人に殺されていく(笑)っていう・・・。
    町山 大好きですよ(笑)。
    小島 大好きです(笑)・・・・。
    町山 大スター出た途端に死んじゃう、っていう(笑)。ねえ。
    小島 そうなんです(笑)・・・私、一番好きな映画で・・・。
    博士 ま、そういう意味じゃこれ・・・そういうところもありますよねえ?
    町山 そうそう、そう。
    小島 へ~!
    博士 (この人は絶対生き残るはずだ)と思ってる人とかが・・・
    町山 そうそう、そう。
    小島 だってこれねえ、写真を拝見する限り、どの方も最後まで死ななそうな大物ばっかりですよ。
    博士 だって主要キャスト11人いるわけですから、
    小島 はい。
    博士 『オーシャンズ11』(Ocean's Eleven)ぐらいな規模ですよ。[*4]
    町山 あ、そんな感じですよ。
    小島 ですよねえ。
    博士 でも『オーシャンズ11』だと混乱するじゃないですか。
    小島 まあね、確かに。
    博士 ストーリーも上手く運べてないんですけれど、
    町山 はいはい、はい。
    博士 この映画は11人の群像劇を描き分けている点で!凄くないですか?!
    町山 そうそう。これねえ、凄い緻密なんですよ。
    博士 ええ。
    町山 あの・・・ハッキリ言うと今までのたけしさんの映画って、
    小島 ええ。
    町山 アドリブが非常に多かったり、それこそ本人が言ってるように「思いつきで撮った!」とか言ってるところが(笑)あったりする所があったり、とか。
    小島 ええ。
    町山 あとまあ、感覚的なものが多かったんですけど、今回、物凄く緻密なシナリオ・・・なんですね。
    小島 ふ~ん。なんかね、あの、ちょっと、お話を聞いただけだと、「この人が主人公」ってのが無くて観るストーリーって、
    町山 はい。
    小島 なんか、(見づらいんじゃないかしら?)とか、ねえ。
    町山 あ、それがねえ、よく整理されてるんですよねえ・・・。
    小島 へ~。
    町山 それが驚いた。
    博士 あの・・・北野作品でこれだけ混乱の無い、というか、
    小島 ええ。
    博士 捨てカットも無く、
    町山 無く。
    博士 全て、伏線を回収し、
    町山 伏線を全部回収してるんですよねえ。
    小島 ああ、そうなんですか。
    博士 最後の最後まで、「お・・お!・・おっ、おお~!!!」って言える作品?!
    小島 (笑)。
    町山 (笑)。
    小島 へ~。
    博士 もう、ちょっと、『座頭市』以来?そういう意味じゃね。[*5]
    町山 はいはい、はい。
    博士 直木賞的なエンターテイメントを踏まえた中で、
    小島 ええ。
    博士 この、唸らせる、っていう意味では。
    小島 そうなんだ。
    町山 あのねえ、登場人物を紹介していって、
    小島 ええ。
    町山 その・・・「誰が生き残るか?」ってのをみんな、賭けながらね、
    博士 うん。
    町山 (私はコイツが生き残ると思う)と、思いながら観るのが一番面白いと思うんですけど、
    博士 はい。
    町山 まずね、巨大な広域暴力団があるんですね。
    小島 はい。
    町山 あの・・・山王会っていう、「山」が付いてる組なんですけども(笑)、
    小島 ええ、ええ。
    町山 そこが一番巨大な、日本全土に広がってる暴力団で、
    博士 はい。
    町山 それの会長っていうのが、これがナント北村総一朗さんなんですよ。
    小島 ねえ!意外ですよねえ。
    町山 神田署長ですよ。
    小島 でも、結構、悪い顔に撮れてますけど・・・(笑)。
    町山 (笑)、悪い顔に撮れてますけど、あの、『踊る大捜査線』の・・(笑)。[*6]
    博士 警官の・・・イメージがありますからねえ。
    町山 ねえ。
    小島 ねえ、あの「アミーゴス」の。(笑)。
    町山 そうそう。でも、ホントに神田署長みたいなタイプの、
    小島 ええ。
    町山 飄々(ひょうひょう)とした感じの組長なんですけど、会長なんですけども、
    博士 うん。
    町山 ちょっと人が良さそうな・・・ね、風貌。
    博士 はいはい、はい。だからこれ、ちょっと『仁義なき戦い』の、ねえ。[*7]
    町山 そう。
    博士 あの・・・
    町山 山守??
    博士 山守組長系の。
    町山 金子信雄系の。
    博士 金子信雄を・・・想定しますよね。
    町山 そうそう、そう。見た目は良いんだけれども腹黒い、っていうタイプの、
    小島 うん。
    町山 愛想は良くて言葉も柔らかいんだけども、実はメチャクチャ悪い奴っていうのが、この北村総一朗・・。
    博士 両天秤に必ず掛けてる、みたいなね。
    町山 そうなんですよね。
    小島 ねえ・・こういうお顔を初めて観る・・・。
    町山 で、それの・・・側近が三浦友和。
    小島 またこれがねえ、
    町山 はい。
    小島 これまた、悪い顔にちゃんと写ってるんですよね、写真にねえ(笑)。
    町山 (笑)。
    小島 ちょっと三浦さんのイメージからすると、あんまり、ねえ・・。
    町山 三浦さんて凄く爽やかな感じがするじゃないですか。
    小島 はい。
    町山 でもあの人、実際に会うと物凄く身体がデカくて、
    小島 え?!そうなんですか?
    町山 そうなんですよ。
    小島 へ~。
    町山 結構、怖いんですよ。
    小島 ホント?
    町山 がっちりした人なんですよ。あの人、凄く。
    小島 え~!意外!
    町山 ホントに。だからヤクザ映画に何本か出てるんですけど、凄くハマってるんですよね。
    博士 そうです、そうです。
    小島 へ~。
    町山 はい。で、その人が、三浦さんが側近なんですね。その広域暴力団の。
    小島 はい。
    博士 ちなみに三浦友和さんと監督、北野武と、
    小島 ええ。
    博士 撮影現場で一言も喋ったことがない・・・喋ったことが無かったんですって。
    小島 え、これは、戦ってる相手だから?
    博士 いや、そうじゃないんですよ。お互いシャイだから。
    町山 (笑)。
    小島 へ~!
    博士 それも凄くないですか?
    町山 高倉健さんの時もそうだったですよね(笑)。
    小島 (笑)。
    博士 そう。凄いでしょ?
    小島 そうなの?(笑)・・・お互いシャイだから・・・。
    博士 一言も喋らずに撮影が終了した、っていう・・。
    小島 スゴイな(笑)・・・。
    町山 (笑)・・・演出とかどうしてんのかな?
    博士 紙、紙、紙。
    町山 あ、紙で?
    小島 紙で演出するの?
    博士 手渡して。
    町山 筆談?
    博士 ええ。
    小島 え~!
    町山 筆談ホステスみたいな・・・。
    博士 それで、助監督が・・、
    町山 筆談監督!
    小島 筆談監督(笑)・・・。
    博士 ええ、「気にしないでください。」って。「別に不機嫌じゃ無いですから」って。
    町山 筆談監督って珍しいな(笑)・・・。
    小島 (笑)。
    博士 スゴイですよ・・・。
    町山 でもね、イーストウッドもそうなんですよ。
    博士 はいはい、はいはい。
    町山 あの人も殆ど現場で指導しないんですね。
    小島 あ、そうなんですか。
    町山 うん・・・だからよく似てるとこがあるんですね。
    博士 役作りのことに関して、何も、話さない。
    町山 話さない。
    小島 で、それがその、組長と側近で、
    町山 そうそう、その下にいくつかのちっちゃい組があるんですけど。
    小島 はい。
    町山 まず、「池元組」ってのがあって、
    小島 ええ。
    町山 それの組長の、池本組長が、國村隼さんですね。
    小島 ああ。
    博士 これねえ、映画ファンとしは『キル・ビル』(Kill Bill)を思い出すんですよ。[*8]
    町山 そう、『キル・ビル』のヤクザ役で。
    小島 そうか、そうか。
    博士 (あ~、この人は首チョンパになるぞ・・)って、
    町山 首チョンパされちゃったんですよ、ルーシー・リューに。
    小島 あ~、そうか、そうか。
    博士 ええ、ええ。
    町山 ハイ。
    博士 それを思い出しますね。
    町山 最近はいいお父さんの役がずっと多かったんですけど、
    小島 そうですねえ。
    町山 『キル・ビル』のヤクザっていうのはね、印象深かったんですけども。
    博士 はい。
    小島 また怖い顔ですね・・・。
    博士 和やかな組長ですねえ。
    町山 そう。これもまたねえ、お父さん風の組長なんですよ。
    小島 へ~。
    町山 あの、ヤクザの「うぉらぁ!」みたいのじゃなくて、
    小島 うんうん。
    町山 凄く、飄々としたいいお父さん風で、
    博士 はい。
    町山 でも、実は悪い奴なんですけど(笑)。
    小島 ええ・・。
    町山 まあ、全員悪い奴なんですよ。
    小島 うん。
    町山 全員、ちょっと良さそうに見えるけど、全員悪い奴なんですね。
    小島 全員悪い奴(笑)。
    町山 で、その側近が杉本哲太さん。
    小島 ああ。
    町山 彼も凄く、「仁義」って感じの、
    博士 うん。
    町山 まあ、役で出てくるんですけども、
    博士 うん、まあ、古風なヤクザ像ですよね。
    町山 古風なヤクザ像で出てくるんですけども、(う~ん・・?)っていう感じでね。
    小島 へ~。
    町山 で、今度、たけしさんの組があって、
    博士 はい。
    町山 大友組。
    博士 はい。
    小島 山王会の中の、今度は違う組、大友組。
    町山 はい。これ、大友組っていうのはね、武闘派のちっちゃい組で、
    小島 ええ。
    町山 だから、あの・・・ま、柳川会みたいな柳川組みたいな感じの組なんですけども、
    博士 (笑)・・・具体的に言いますね。
    町山 ハイ(笑)・・・それのもう、暗殺とかですね、殺人部隊みたいなのがこの大友組で、
    小島 ええ。
    町山 それの組長の大友が、ビートたけし、ですね。
    小島 ああ・・。
    町山 で、その若頭、っていうか右腕が、これが凄くイイんで、椎名桔平さんなんですよ。
    小島 ねえ、これカッコイイですね。くわえタバコで、この悪そうな顔が。
    町山 この人も実はねえ、
    小島 ええ。
    町山 あの、映画に出てきた時の最初の役はね、ヤクザなんですよ。
    小島 あ、そうなんですか?
    町山 『ヌードの夜』での、ちょっとホモセクシャルなヤクザって役が非常に良くて。[*9]
    小島 へ~。
    博士 このヤクザ、ハマりますよ~・・今回。
    町山 スゴイ、イイんですよ。
    小島 あ、そう。
    町山 カッコイイ、セクシーなヤクザですね。
    小島 やっぱり、カッコイイんだ。
    町山 はい。
    小島 観たいなあ・・。
    町山 まあ、ハッキリ言うと椎名桔平さん、ちょっと目が暗いから、
    小島 ええ、ええ。
    町山 テレビドラマとかで、
    小島 ええ。
    町山 凄く良い人の役をやってても、(なんか違うだろ?!)と僕は思ってたんですよ(笑)。
    小島 (笑)。そっか。
    町山 (オマエ、その目の暗さはちょっと違うだろ!)と思ってたんですけど(笑)、これはもうバッチリだったですね。
    小島 ハマリ役。
    町山 はい。
    小島 あ~、カッコイイ。
    博士 ちなみにねえ、日活撮影スタジオで数年前に椎名さんが殿に挨拶したんですよ。
    町山 はい。
    博士 その時に殿が「おう。」つって言って、
    小島 ええ。
    博士 それで、行った後、付き人に「あれ誰?学生?」って言ったんです。
    小島 へ~!
    博士 それぐらい殿は知らなかったんです!
    小島 あ、そうなんですか。
    博士 で、椎名桔平にしては、こう・・・(なんとかたけしさんに・・)と思ったでしょう、その時に。
    小島 ええ、ええ。
    町山 (笑)。
    博士 それを考えれば今回の輝き方!
    小島 へ~!
    町山 凄いイイですよ。
    博士 スッゴい良いんですよねえ・・。
    町山 凄いセクシーなんですよ。
    小島 へ~。
    町山 その大友組の、なんて言うかねえ、会計係というか、
    小島 うん。
    町山 ビジネスを扱ってるヤクザがですね、石原っていう名前で、これをね、加瀬亮さんがやってんですけど、
    小島 へ~。
    町山 これは、横山のやっさんソックリですね。
    博士 ハハハ・・・ルックスはね。
    小島 あ、そうかも!写真で見ると似てるかも。
    博士 ただ、いわゆるインテリヤクザですよね。
    町山 凄い!インテリなんですよ。
    小島 なるほど。
    町山 で、英語ペラッペラなの。
    小島 ふ~ん。
    博士 で、金庫番。
    町山 そうなんですよ。それで、お金を預かってるんですけど、英語ペラペラで喋ってビジネスをやるんで、
    小島 うん。
    町山 他の人達には何を言ってるかわからないんですね。
    小島 あ、そうなのか。
    町山 すると、何をやってても、ばれないんですよ。
    小島 お~。
    町山 でね、とにかく彼は、ヤクザの中で1人だけ仁義とかヤクザとか関係無くて、たまたま、ビジネスとしてヤクザを選んだ男なんですよ。
    小島 あ、じゃ、あくまでも、もう、ドライなんですね、その人は。
    町山 そうなんですよ。ビジネスマンとしてのヤクザなんですけども、
    小島 へ~。
    町山 これを加瀬亮さんがやってる、ってのはこれは素晴らしいですよ、これ。
    小島 う~ん。
    町山 だってお父さん、アレですからね。あの、そこに建物が建ってますけど、あの、双日の社長ですから。[*10]
    博士 (笑)・・・。
    小島 あ、え?!そうなの?!
    町山 そうですよ!
    小島 じゃあ物凄い、あの・・・背景が重なるんじゃないですか。
    町山 背景、重なるんですよ(笑)。
    小島 (笑)。ビジネスマンらしさが(笑)・・・。
    町山 (笑)・・・だから超リアルなんですけど、
    小島 (笑)。
    博士 で、加瀬さんの役はどんどん広がってったんです、現場で。
    小島 え、そうなんですか。
    博士 加瀬さんが、上手くて。
    町山 あ~・・・。
    博士 あとこう・・・表現力があるから、
    町山 はいはい、はい。
    博士 こういうことも出来る、こういうセリフもある、みたいなんで。
    小島 へ~、どんどん広がったんだ。
    町山 でねえ、ヤバイことをやってるのがねえ、兄貴にバレそうになると、
    小島 ええ。
    町山 自分のすぐ下の三下を、いきなり、「オマエのせいだ!!」つってボコボコにするとことかね、
    小島 うわ~・・・。
    町山 よくヤクザがやる手なんだよね、アレね。
    博士 そうなんですよ。で、その後のね、「メガネ、メガネ・・・」ってカットの良さ!
    町山 (笑)。
    博士 あのカットの良さ!
    小島 (笑)・・・そんなとこあるんだ!
    博士 いやいや、いや・・・。
    町山 (笑)・・・それは無いよ・・・。
    小島 ウソじゃないの!
    町山 それ、やっさんですから(笑)。やっさん、こうやって、「メガネ、メガネ・・」ってやるんですけど、
    小島 ね、(笑)・・・頭に乗ってますよ、って・・・。
    町山 いや~、でも、普段はね、大人しい喋り方なんですよ。みんなが「うぉら!おら!」って言ってる中で、
    小島 ええ。
    町山 加瀬亮だけが、「そうですね。」とか言う、サラリーマンみたいな喋り方をしてる、
    小島 うん、うん。
    町山 ってとこともやっぱり、怖いんだよね。
    小島 かえって怖いですねえ。
    町山 かえって怖いんですよ。(一番悪い奴じゃねえか!)っていう(笑)気になってくるんですけど。
    博士 はい。
    小島 で、あとが?
    町山 あとは村瀬組ってね、これはねえ、結構、ダメな組なんですよ。
    小島 あ、そうなんですか。これは山王会ではないんですか?
    町山 ないんですよ。
    小島 ふんふん。
    町山 で、ただね、その組長の石橋蓮司さんは、國村隼さんと兄弟分の盃を取ってるんですよね。
    小島 あ、そうなんだ。
    町山 はい。
    博士 ま、これはちょっとパンフを見ないとよく解らないですよね、今言ってもね。
    町山 はい。
    小島 さっきの山王組の中の、池元組っていう組の親分と、兄弟盃をかわしてるんだけど、
    町山 交わしてる。
    小島 今は袂を分かってるのかな?
    博士 山王会では無い。
    町山 ないんですよ。またねえ、石橋蓮司さんがいつものキャラクターで、
    博士 うん。
    町山 まあ、いじめられキャラなんですけど(笑)、
    小島 はあ、はあ。
    博士 究極なんです!コレは!
    町山 (笑)・・とことんいじめられます、ハイ。
    博士 何処まで行くのか?!って言うぐらいの。
    町山 そう、人間サンドバッグ状態になってますから(笑)。
    小島 え、誰にいじめられるの?
    町山 もう、いろんな人にいじめられて(笑)・・・。
    小島 いろんな人に・・。組長なのにねえ。
    町山 そうそう。この人、20年ぐらい前から、もうずっといじめられキャラでやってますけど(笑)。
    小島 (笑)。
    町山 徹底的にやられるんですけど。石橋蓮司さん、ハイ。
    小島 そうなのか・・・。
    町山 で、その、まあ、若頭が中野英雄さんですね。
    小島 あ~。
    博士 チョロ。
    小島 チョロさんですね~。
    博士 僕ちなみに、このチョロさんていうのは、僕、ちょっと因縁があって、
    小島 ええ。
    博士 あの・・・10年ぐらい前に、「水道橋をシメる!」つって、
    小島 はい。
    博士 中野と高円寺のキャバクラに、
    小島 ええ。
    博士 「おい、水道橋が来てる店、ないか?」つって、
    町山 (笑)。
    博士 ず~っと探されて、
    小島 ええ。
    博士 どっかで会ったら多分シメられるはずだったんですけど、
    小島 あ~~、コワイ、コワイ。
    町山 百年の刑!
    博士 ええ。それを・・だから観ながら、
    小島 うん。
    博士 (うわ・・中野英雄・・!)って思いながら観てて、
    小島 (笑)。
    博士 「なんてイイ役だ!!」って、僕が言ったぐらいですよ。
    小島 あ、そうなんですか。
    町山 でも本当にそういう役なんですよ。
    博士 ええ。
    町山 いわゆるなんて言うか、はねっ返りのヤクザで、すぐにもう、手が出ちゃう感じの、
    小島 はあ、はあ、はあ。
    町山 ヤクザなんですけども、
    小島 ええ。
    博士 じゃあ、僕が知ってる役どころ、全く一緒なわけですよ。
    小島 ええ(笑)。
    博士 実生活と地続きの。
    小島 にゃるほど。
    町山 はいはい、はい。もう、すぐ手が出るヤクザなんですけど、
    小島 ええ。
    町山 で、その一番下の、ま、チンピラがですね、
    小島 はい。
    町山 塚本高史さん。
    小島 あ~、イイ男ヤクザですねえ・・。
    町山 イケメン系の黒服っぽい感じの・・・。
    博士 はいはい、はい。
    小島 なかなか素敵ですねえ。
    町山 ですよね。
    博士 これ、でも、『菊次郎とさき』の中では、たけしさんの役もやってますからね。[*11]
    小島 あ、そうでしたっけ?
    町山 そうです!
    博士 テレビドラマのね。
    町山 そう。テレビドラマで、たけしさんの若いころは、彼なんですよ。
    小島 あ、そうだったんだ。へ~。
    町山 どう、どういう(笑)・・・全然、若い頃これが(笑)・・・。
    小島 全然、系統が違う・・・。
    町山 全然違う(笑)・・・。
    博士 しかもダンカンさんもやってますからね。
    小島 (笑)。
    博士 全く、似ても似つかない。
    町山 全く似ても似つかない(笑)。成長すると、どんどん顔が変わっちゃう(笑)。
    小島 (笑)。
    博士 ちなみに、僕もやったことがあるんですよ。
    小島 あ、そうなんだ。
    博士 『浅草キッドの「浅草キッド」』っていうのは、たけしさんの役で、やったことがあるんですよ。[*12]
    町山 あ、そうですよ!
    小島 あ、そうなんだ。
    博士 ええ。
    町山 そうですよね。
    小島 ねえ・・・。塚本さん、ホントなんか、ちょっとホスト風と言うか、
    町山 彼はね、ボッタクリバーの経営者なんですよ。
    小島 あ~、そんな感じだ。
    町山 ハイ。で、ねえ、またこれがねえ、トンデモナイことになって行くんですけども。
    博士 はい。
    町山 で、このヤクザが全部でですね、あの・・・ま、9人ですか?え~と・・・
    小島 10人。
    町山 10人いて、これがもう、同じ組同士でも信じられないし、
    小島 ふん、ふん、ふん。
    町山 何処がどう、絡み合うのかも全然予測がつかないんですけども、
    小島 ふ~ん。
    町山 ま、とにかく殺して殺して、殺しまくるんですよ。

    ~Conflict~
    悩める天才、北野武

    小島 あ、そうなの・・・。え、警察側が、それで・・・えーと、小日向さん・・・。
    町山 はい、小日向さんですね。
    小島 はい。
    町山 またこの、警察官が・・・腐敗しきった警察官で(笑)、
    小島 なんか、全然警察っぽくない悪い顔の写真がここに使ってあるもんね。
    町山 一応、マル暴なんですけども、
    博士 はい。
    町山 裏で、またねえ、暗躍するんですね、彼がね。
    博士 ただ、ただ、小日向さんの、名シーン・・・映画史に残るようなワンシーンがあって、
    町山 あ、そうですね・・。
    博士 それはもう・・・。
    町山 それは言えないですね。
    博士 言えないんですけど、もう・・・
    小島 あ、聞きたいなあ・・・。
    博士 殿にお会いした時に、「殿!大人になった!!」って僕が肩抱いたぐらいですよ!
    小島 なんだそれ!どういう意味?(笑)・・・。
    町山 そう!
    博士 ホントに!「殿!凄い!」って。
    町山 それはねえ、凄くこの話の重要なポイントなんですけど、たけしさんが物凄く、自分を抑えてるんですよ。この映画は。
    小島 へ~。「自分を」っていうのは役者としての?監督としての?
    町山 監督として、演出家として、自分という俳優を抑えてる、みたいなね。
    小島 へ~。
    町山 とこなんですよ、ハイ。
    博士 3月の試写会の時には、ちょうど殿はフランスに行かれてて、
    小島 はい。
    博士 コマンドール賞、受賞の時だったんですよ。
    小島 ええ。
    博士 その時に映画観ながら、何回も、良いシーンがあるじゃないですか、
    小島 はい。
    博士 試写室で、ですよ、
    小島 はい。
    博士 人に聞かれないように「(そこイイ!!)」
    町山 (笑)・・・。
    博士 もう、口を押さえて「(イイ!めちゃイイ!!)」って、もう、フランスに届けと言わんばかりに、
    小島 (笑)。
    博士 「(めっちゃイイ!!)」って言いながら観てましたもん。
    小島 (笑)、あ、ホント。
    博士 最後まで。何回言ったかわかんない。
    小島 へ~。
    町山 あのねえ、実は、この前の作品、3作品があるんですけど、
    小島 はい。
    町山 『TAKESHIS'』[*13]と『監督・ばんざい!』[*14]と『アキレスと亀』[*15]っていうのがあるんですけども、これはね、3作品ともね、一つ共通するテーマがあって、
    小島 ええ。
    町山 「迷い」みたいな物がテーマになってるんですね。
    小島 ふ~ん。
    博士 ま、本人もおっしゃってます。
    町山 本人もおっしゃってるように、一体、何を作ったらいいかわからない、っていうところを、
    小島 うん。
    町山 特に『アキレスと亀』なんてのは、それがもう、前面に出ちゃってて、
    小島 うん。
    町山 芸術家が主人公なんですけども、
    小島 うん。
    町山 批評家の言うことを聞いては、それをすぐ作品に出しちゃって、批評家によって右往左往する、
    小島 振り回されちゃう・・。
    町山 何を作ったらいいか自分ではわからない、っていう芸術家の役だったんですけども、
    小島 ええ。
    町山 その前の『監督・ばんざい!』はまさにセリフの中で、「何を作ったらいいかわからない映画監督・・・」っていうのが出てきちゃうわけですけども(笑)。
    小島 へ~。
    博士 フェリーニの『8 1/2』(はっかにぶんのいち)と一緒ですから。[*16]
    町山 そう、『8 1/2』と一緒なんですよ。
    博士 ええ。
    町山 ヤクザ映画も作るんだけど、「ヤクザ映画ばっかり作ってる」って言われるとヤだから、
    小島 うん、うん。
    町山 「だから、それは出来ないな。」みたいなことを言うんですよね。
    博士 はい。
    小島 は~ん、映画の中にそういうセリフがあるんだ。
    町山 そうなんですよ。
    博士 で、映画監督は必ず、多作になると、必ずその境地になって、
    町山 はい。
    博士 必ずそういう映画も撮るんですよね。
    町山 はいはい、はい。
    博士 だから、そのパターンにはいるんですよ。
    小島 ふ~ん、告白映画みたいなね。
    町山 そうそう、どうやって、何を作ったらいいかわからない、っていう内面的な部分が表に出た映画が、その3本だったんですけども、
    小島 じゃ、その後いきなり、じゃあそのヤクザ映画だもんねえ・・。
    町山 吹っ切れたんですよ、だから。もう、思いっきり吹っ切れてんですよ、もう。
    小島 へ~。
    町山 「もういい!オレはもう、やりたいことをやるからよ!」みたいな映画なんですよ。
    小島 へ~。
    博士 しかもこういうギャング映画になってくると『ソナチネ』っていう大傑作があるんで、[*17]
    町山 はい。
    博士 で、観た人がね、ソナチネを超えてる、超えてない、っていう話を一切しないんで、
    町山 はい。
    博士 僕はちょっと、不安になってたんですよ。
    小島 ええ。
    博士 そうしたらもう、全く違う種類の映画なんですよ。
    町山 全く違いますね。
    博士 ギャング映画、ではあるけれど。ねえ。
    町山 はい。『ソナチネ』はやっぱり、ちょっと純文学に近くて、
    小島 ええ、ええ。
    博士 だから芥川賞だと思うんですよ。
    町山 そうなんですよ。これはもう、それこそ直木賞(笑)。
    博士 直木賞の、
    小島 あ、そう。
    博士 ええ。
    町山 エンターテイメントですね。
    小島 完全に住み分けてるんですね。
    町山 エンターテイメントですね、ハイ。
    小島 へ~。でも、同じ監督さんでもやっぱりね、迷いを経て時間がたつと、そうやって全くこう・・・さっき博士が仰ったように、「大人になった!」とか「生まれ変わった!」っていうふうに変わるものなんですねえ。
    博士 ま、おこがましいですけどね。
    町山 (笑)。
    博士 殿にそれを言いたくなるほどの。
    町山 今まであれだけね、自分の内面に向かって突き進んでた、
    小島 ええ。
    町山 特に、自殺をテーマにしたものとかね、
    博士 うん。
    町山 その次の、監督何していいかわかんない3部作、みたいなね(笑)、
    小島 ま、ご自分の内面を映画にしていた・・。
    町山 内面をずーっと行っちゃったんですよ。これはもう、完全に突き抜けてますから。
    小島 ええ、じゃ、もう出たんだ、トンネルを。
    町山 ハイ(笑)・・・出たんでしょうねえ、ハイ。

    ~Resolution~
    トンネルの先は、2人大はしゃぎの野郎の映画

    博士 で、表現そのものはユルクないですからね。
    町山 あ、ちょっとねえ、あの・・・酷いです(笑)。
    小島 あ、そうですか(笑)。結構強烈・・・。
    町山 モノスゴイ・・・殺され方を(笑)、する人とかいて、
    小島 デートには向いていない。
    町山 デートとかないでしょ!!!コレ!
    小島 (笑)。
    町山 デート、ないでしょ!これ!!
    博士 これはもう、男同士で行くしかないんです。
    小島 (笑)。あ、そうなの
    町山 ね~!
    博士 ま、女の人も行ってもいいですけども、
    小島 ええ。
    博士 僕なんか試写室で、町山さんと、たまたま一緒になったんですよ。
    小島 うん。
    博士 それで、「あれ?博士観たんじゃないの?」って、「いや、町山さん、僕2回めですけど、またあの、宇多丸さんみたいに揉め事になったら困るから、」
    小島 (笑)。
    博士 「もう1回観とこう、と思って来たんですよ。」って言って、そうしたら町山さんが「博士、隣の席、取ったよ。」って言うんですよ。
    小島 ええ、ええ。イイじゃない?
    博士 町山さんの隣で映画観れると思います?!!
    小島 (笑)。
    町山 別に観たってイイじゃん(笑)。
    博士 淀川さんの隣で観るようなもんじゃないですか!!もう!
    町山 でも、隣・・・。
    博士 ドキドキして観れなかったら、
    小島 (笑)。
    博士 その隣の席に誰が来たと思います?
    小島 え~、誰?
    博士 町山広美さんがきたんですよ。
    小島 あ、妹さんが!
    町山 (笑)。
    博士 偶然ですよ!!
    小島 あの放送作家さんの?
    博士 ええ。
    小島 ええ、ええ。
    町山 兄妹でこんな血まみれ映画、観てんの(笑)。
    小島 (笑)。
    町山 よくわかんない(笑)・・・。
    博士 そこがまたねえ、『男はつらいよ』みたいなんですよ。
    小島 (笑)。
    博士 あのねえ、さくらが来て、で、物凄い迷惑してるんですよ。
    小島 (笑)。
    博士 「お兄ちゃん、もういいから、帰るから!」って言って、「いいから!いいから!ちょっと一杯、一杯、」つって、
    小島 (笑)。
    博士 そこでコーヒー飲んで、3人で飲んでたんですけど。
    小島 あ、そうですか。
    博士 どんだけ寅さんかと思いましたよ。
    町山 (笑)。
    小島 ねえ。ま、でも仲は良いんですね?町山広美さんと。
    町山 仲はイイですよ。ハイ。
    小島 ねえ。ま、素敵な妹さんで・・・。
    町山 いやあ、でもねえ、そういう、兄妹の暖らんみたいな映画じゃ無いですよ、内容は。
    博士 あ、そうそう、そう。
    小島 いや~、そうなのかあ。じゃあねえ、ちょっと要注意ってことで。
    町山 画面に女の人が出る時間て、多分、合計しても3分ぐらいしか画面に女性が出ないんですから。
    小島 あ、そうですか。ほら、なんかヤクザ映画って言うと、イメージで言うとさ、「アタシも旦那が塀の向こうに行っちゃって、すっかりクモの巣張っちまったよ。」みたいなお姉さんが出てくるみたいなイメージがあるじゃない(笑)?
    町山 あ、ハイハイ、ハイ。
    小島 そういう、女達の・・・裏で支える、みたいなのは無いんだ?
    町山 それすらも!そぎ落としてるんですよ。
    小島 無いんだ。
    博士 そこが潔いんだ。
    小島 もう、ひたすら抗争なんだ。
    町山 徹底的にそぎ落としてるんですよ、ホントに。
    小島 へ~。
    博士 て言うかねえ、小島さんが観たら「バカじゃないの?アンタたち?」って言われる可能性ありますよね。
    町山 うちのカミさんが観たら、「この人達、なんでこんな殺し合いしてんのかしら?」って言う・・(笑)。
    小島 「喧嘩止めなさいよ!」って感じですか?
    町山 そうそう、そうそう(笑)。
    小島 (笑)。じゃ、野郎でいっぱいの映画館というね、
    町山 そうなんですよ。
    小島 日本中がね(笑)。
    博士 北野武監督、最高傑作だと思いますよ、集大成だと思います。
    小島 今日はお二人、手放しの笑顔で、絶賛でございましたが、北野武監督最新作『アウトレイジ』をご紹介いただきました。楽しみですねえ。・・と、いうわけで、町山さん、来週またアメリカに戻ってらっしゃるのね。
    町山 ハイ。来週は多分、アトランタから。
    小島 お?!
    町山 ハイ(笑)。
    小島 また、取材ですか?
    町山 半分取材です、ハイ。
    小島 じゃ、また来週お電話になりますがよろしくお願い致します。
    町山 ハイ、よろしくお願いします。
    小島 ありがとうございました。町山智浩さんでした。

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