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    町山智浩 映画 FC2 Blog Ranking

    『ディスコネクト』(Disconnect)ネット時代の闇、繋がらない現代人の心【2013年4月9日たまむすび】

  1. スタジオ  赤江珠緒(フリーアナウンサー) 山里亮太(お笑い芸人、南海キャンディーズ)
  2. 電話出演 町山智浩(映画評論家、コラムニスト)
  3. ~Setup~
    今日はコミュニケーションについて、まずはハグ&チュッチュ

    赤江 さて、3時台は、コラムコーナー「たいしたたま」。毎週火曜日はアメリカ在住の映画評論家、町山智浩さんです。今週もカリフォルニア州バークレーの御自宅から、お電話でのご出演です~。もしもし~、町山さ~ん!
    山里 もしも~し!
    町山 はい、町山です。よろしくお願いしま~す。
    赤江 お願いしま~す。
    山里 お願いしま~す。
    町山 どうもで~す。
    赤江 町山さん、今日のメッセージテーマは「私のハグ&キス」ですが、やっぱりね、アメリカだとそれはもう、日常茶飯事ですか?
    山里 ハグ・・。
    町山 あ~、だから、スゴイ困る・・・。
    山里 え?あ、そうなんですか?
    町山 あの・・・女の人同士もするけど、
    山里 はい。
    町山 女と男でも、別に恋愛関係じゃなくてもやるでしょ?
    山里 はい。
    町山 あの・・・・僕、習慣が無いから物凄く困るんですよ。
    山里 そうですよねえ。
    町山 だから、夫婦の家に遊びに行くじゃないですか。うち、カミさん連れて。
    山里 はい。
    町山 すると・・・まずカミさん同士が抱き合ってチュッチュってやって、
    赤江 うん。
    町山 男はしませんよ!男同士はね。
    山里 あら?しないんですか?
    町山 でも抱き合うんですよ、男同士もね。
    赤江 ほ~。
    町山 で、その次は、向こうのカミさんが僕に抱きついて、向こうの旦那がうちのカミさんに抱きつくんですよ。
    山里 はい、はい。
    町山 キスまではしないけど、頬は寄せるんですよ。
    赤江 へ~。
    町山 ・・・モンのスゴイ気まずいですよ!

    赤江・山里 (笑)。
    赤江 いや、そうでしょうねえ。
    町山 気まずいですよ!コレ~。
    赤江 いや、私もやれって言われても出来ないなあ・・・。
    山里 いやそれは、無いもん!そういう考え方が無いですもんね、僕ら生きてきた中で。
    町山 ねえ。でもアメリカだからまだいいんだけど、ヨーロッパは、フランスとか行くと、男同士でもキスしますからね。
    山里 あら、
    赤江 あ~、そうですか・・・。
    町山 頬にね。
    山里 それはちょっと耐えられないですよ。
    町山 あ、そうですか?慣れてくると・・・、
    赤江 慣れてくると・・・。
    町山 いいんじゃない?
    山里 え、、いいんじゃない?って・・・町山さん、どうしたんですか?あれ?町山さん!
    町山 (笑)・・・
    山里 ソッチ??!
    町山 いや、いいんじゃない?慣れてくると。慣れてないからですよ。
    赤江 そうそう、そう。うん。
    町山 それは・・・。
    山里 (笑)・・・ちょっと、声だけだけど、町山さんの声が少し、ナヨっとした感じがしたよね(笑)、今ね。
    赤江 「いいんじゃない?」(笑)。
    町山 いやいや(笑)・・・これは、慣れてないから。だって、慣れれば・・・キレイな奥さんともチュッチュ出来るんだよ?
    赤江 そうですよ。
    山里 あ、そっか、そこか。
    町山 いいじゃん!
    山里 (笑)・・・。
    町山 男と出来ても、誰ともチュッチュ出来るからいいじゃないですか、別に・・・(笑)。
    山里 町山さん、アリだねえ。
    町山 アリだよ~!(笑)。何言ってんですか~?
    赤江・山里 (笑)。
    町山 何言ってんですか、全く・・(笑)。
    山里 ちょっと、目先のことに囚われ過ぎたな。(笑)。
    町山 でも、逆にインドとか行くと、もうホントに、挨拶のキスも絶対ダメだもんね。
    山里 あ、そっか、そっか。宗教上、厳しいんだ。
    町山 うん・・・リチャード・ギアが、なんか、向こうの女優さんにキスして、
    山里 はい。
    町山 国辱問題になりましたよね、
    山里 え~!!
    赤江 そうですか・・・。
    町山 そう。
    赤江 だって、頭を撫でるだけで、ダメとかいう文化圏もありますもんね。
    町山 そう、イスラムとか行ってきちゃうと、もう完全にダメでしょ。
    赤江 ね。
    町山 だからそれはもう・・・国それぞれですよねえ・・うん。
    赤江 そうですねえ・・・。
    町山 はい。
    山里 フランスだな・・・フランスですね、これ、どうやら。
    赤江 フランスですか(笑)?狙い目は。
    町山 でも、こっち、混じってるからモノスゴク困りますよ。どういうバランスなのか(笑)とかわからなくて。
    山里 (笑)・・そっか。
    町山 どのへんの距離感なの?コレ?みたいなの、全然わからないですからねえ。
    山里 確かにね。
    赤江 ね~、コミニュケーション難しいですよねえ・・。
    町山 スッゴイ(笑)、ムズカシイ・・・。
    山里 良かれと思ってやったら訴えられちゃったりかも、だしね。(笑)。
    町山 そう・・・もう、タイヘンですよ、もう・・・ハイ。

    ~Conflict~
    アメリカの怖いネット事情とそれを扱った映画『ディスコネクト』

    赤江 ね~・・・。で、町山さん、今日の、ご紹介頂ける映画も、ちょっとまあ、コミニュケーションと言いますか、
    町山 そうですね。
    赤江 インターネットの世界のお話だと・・・。
    町山 はい。『ディスコネクト』(Disconnect)っていう映画なんですけど。
    赤江 うん。
    町山 これ、「つながってない」っていう意味ですね。
    山里 はい。
    町山 「つながってない状態」、「接続してない状態」っていう意味で、インターネットに関しての映画なんですけども。
    赤江 うん。
    町山 あの・・・ちょうどねえ、この映画を公開される時にですね、今公開されるんですけども、
    山里 はい。
    町山 アメリカで今ね、訴訟が起きててですね、
    山里 はい。
    町山 似たような感じなんですけど。あのね・・・「リベンジポルノ」っていうサイトがあるんですよ。
    山里 ほう、ポルノ?
    赤江 リベンジ?
    町山 あの・・・そういうサイトが存在するんじゃなくて、そう言われてる一連のサイトがあってですね、
    赤江 ええ。
    町山 ええ・・・なんていうかですねえ・・付き合ってた彼女とか、付き合ってた彼氏の、付き合ってた時に撮った写メ、あるじゃないですか。
    山里 はいはい、はい。
    町山 あの・・・ちょっと、エロいのとか(笑)・・・。
    山里 なるほど、ちょっと・・裸で撮ったり、みたいな・・・
    町山 そう、裸だったり(笑)・・・あの・・・ハメ撮りとか(笑)・・いろいろ・・・
    山里 (笑)・・・いや、だから、それを隠してた僕らの努力、どうするんですか!町山さん(笑)・・・。
    赤江 え~、それはちょっと、ホントにもう・・・
    町山 (笑)・・・そういうのを、別れたあとに「コノヤロー!」つって、上げるサイトがあるんですよ。
    山里 えー!!
    赤江 うわ・・・もう、ヒドイねえ!
    山里 サイッテーだ!
    町山 だから「リベンジポルノ」っていうのは「復讐ポルノ」って意味なんですよ。
    赤江 ホントに?
    山里 なるほど、リベンジ・・ハイハイ。
    赤江 その復讐はイカンでしょう・・。
    町山 これ、酷いけど、
    赤江 うん。
    町山 ただ、問題はその写真を撮った人が挙げてるから、著作権上は彼のものなんですよ。
    山里 あ~、そっか。
    赤江 え~?!
    町山 酷いでしょ?
    赤江 著作権、そっちいっちゃうんですか?写ってる人じゃなくて・・。
    町山 撮る時はOKとってるから。
    山里 そうだ・・。
    赤江 あ、そっか。
    町山 当然・・。
    赤江 う~ん・・・
    町山 で、あとほら、自分のとこに、よく、あの・・・エロい写真(笑)を撮って、彼とか彼女と交換してる人いるじゃないですか(笑)。
    山里 (笑)・・・
    町山 ちょっとオッパイ出したりして。
    赤江 うんうん・・・。
    町山 芸能人でもやりますからね。ハリウッド女優とかよくやったりして、流通してますけども
    山里 へ~!
    町山 はい。スカーレット・ヨハンソンが旦那にオッパイを出した写真を送ったら、それがハッキングされて流出しましたけど(笑)・・・。
    山里 へ~!
    赤江 うわ~!
    山里 なんだ、送っちゃうから・・・そんな可能性があるのに。
    赤江 ホントだよもう、見せればいいじゃん、見せるだけでねえ。
    山里 いや、赤江さんその・・ところもオカシイと思う・・・。
    赤江 あ、違うの?
    山里 ウン。
    町山 でも、そのサイトがいっぱいあって、自殺者とか出てるんですよ。
    山里 え~?あ、そっかそっか、そりゃそうだよねえ。
    町山 そう。それで、酷い時には、その彼女のメールアドレスとかまでリンクさせてるんですよ。
    赤江・山里 え~?
    町山 で、大問題になってて、FBIもなんとかこれを立件出来ないか、つってんですけど裁く法律が無いんですね。
    山里 そっか・・。
    赤江 すぐ作りなさいよ。
    山里 (笑)・・・。
    町山 (笑)・・・だから今、なんとか法律を作ろうとしてるんですけど、
    赤江 ねえ。
    町山 とりあえず、それで被害にあった女性達が20人、テキサスで、テキサスだけのリベンジポルノのサイトを訴えてたんですね、昨日か一昨日かなんか。・・・忘れたですけど(笑)。先週か。
    赤江 ええ、ええ。
    町山 で・・・今大問題になってて。それで、今まで、凄く大きいサイトがあったんですよ。リベンジポルノのサイトで。
    山里 はい。
    町山 「エニイワンアップ(IS ANYONE UP?)」っていう凄いサイトがあって。
    山里 はい。
    町山 そこが最大だったんですけど、それを潰そうとしてですね、インターネットやサイバー上のいじめとかそういった問題を取り締まろうとしてる民間団体があって、
    山里 はい。
    町山 その人達がどうやってその「エニイワンアップ」っていうリベンジポルノを潰そうとしたか、っていうと金で買ったんですよ。
    山里 あ、え?そのサイト自体を?
    町山 そう。
    山里 えー!。
    町山 その人達は金が欲しいからやってんだろう、ってことでもって、値段は公表されてないんですけども、ま、かなりの額で多分数千万円で、
    赤江 え~、
    町山 買って、潰したんですよ。
    山里 はいはい。
    町山 でも、買って1個潰した所で、どんどん出てくるから(笑)・・・。
    山里 ウン。
    町山 全然どうしようも無かったんで(笑)。
    赤江 しかも、また、お金がもらえるとなったら、作る人も出てくるかも知れませんよねえ。
    山里 そう。
    町山 そうなんですよ。それで、凄く簡単なんですよ、このサイトを作るのはね。
    山里 うん。
    町山 だから、どんどん止まらないんですよね。
    赤江 うん・・。
    町山 で、凄く問題になってるんですけど、ま、今回の映画はそういう話なんですよ。
    山里 ふん。
    町山 まず、暗い男の子がいて、学校に友達が全然いなくて、
    山里 うん。
    町山 でも音楽が凄い好きで、一生懸命インターネットに自分の自作の音楽を上げてる、って男の子がまず出てくるんですね。
    山里 うん。
    町山 フェイスブックかなんかに上げてて、そうすると、それをたまたま聴いた女の子が、「すごくいい曲ね。」って「大好きよ。」って言って、ま、インターネットの文通が始まるわけですよね。
    山里 はいはい、はい。
    町山 オレ、歳だから「文通」とか言ってますけど(笑)・・・。
    山里 (笑)・・・その言い方・・。
    町山 要するにまあ、ずっと・・仲良くなるんですけども、
    赤江 はい。
    町山 そのうちに、どんどんいろんなことを打ち明けちゃうんですね。その男の子、高校生なんですけども。
    山里 うん。
    町山 「僕はお父さんが忙しくて、全然かまってくれなくて寂しいんだ。」みたいな話をすると、相手の女の子も「私のお父さんも凄く厳しくて、インターネットとかやっちゃいけない、って言われてるんだけどこっそりやってるの。」みたいなね。
    赤江 うん。
    町山 で、だんだん仲良くなっていくんですけども。
    赤江 うん。
    町山 実はその相手の女の子っていうのは「女の子」じゃ無かったんですね。
    山里 お~わ、ネカマ・・・
    赤江 え~!
    町山 そうなんですよ。同じ高校に通ってる、別の男の子だったんですね。
    山里 う~わ、最悪だ。
    町山 で、なんか面白がってやってたんですけど、やってるうちに結構真剣になって、そのお父さんについての話ってのは、その男の子の本音を言ってるんですよ。
    赤江 はい。
    町山 だから、イタズラしていじめてるんだけれども心は通い合っちゃう、という、ちょっと異常な関係になっちゃうんですね。
    赤江 あ、お互いに・・そこはちゃんと、意気投合している部分が・・ある?
    町山 そうそう、本当に辛いことを言っちゃうから。お父さんが酷い、とか。
    山里 うんうん、うん。
    町山 「うちは、お父さんが刑事なんだけれども、お母さんが死んでから刑事を辞めて、今はフリーで探偵をやってて、忙しくてしょうがないんだ。」みたいな話をして。
    赤江 うん。
    町山 で、「僕の方のお父さんは弁護士で忙しくて家に帰って来ないんだよ。」みたいな話をするんですけど、
    山里 ふんふん、ふん。
    町山 その家で、弁護士のお父さんと、ミュージシャンになりたい男の子がご飯を食べるシーンがあるんですよ。
    山里 はい。
    町山 で、「話全然しないんだ。」って言ってるんですけど、話しないわけなんですよ。ていうのは、ご飯を食べてたり、一緒に座ってても、男の子はずーっとスマホをいじってるんですよ!
    山里 あ~・・・。
    赤江 うわ~・・・。
    町山 (笑)・・・これ、会話にならないですよ(笑)。
    赤江 そりゃそうです、はい。
    町山 お父さんがちょっと怒って「やめなさい!」とか言うんだけど、
    赤江 うん。
    町山 止めたら止めたで、普段スマホばっかりいじってるから喋れないんですよ。
    山里 はあ~・・・。
    町山 これねえ、僕はねえ、うちは全然そういうことは無いんですけども、
    山里 はい。
    町山 前、親戚の家の子達と会って。そうしたら親戚の子達が、全員がタブレットとか・・・DS?
    山里 はい、DS。
    町山 やってて下向いてて、子供達同士で、4人いるのに一言も喋んないって状況を見たんですよね。
    赤江 うわ~・・・。悲しくなりますな、なんか。
    町山 もう、ホント酷いことになってんなと思うんですけど。
    山里 はいはい、はい。
    町山 よく、喫茶店とかで・・・友達同士が座ってお茶飲んでるんだけど、一言も喋んないでスマホをいじってたりするじゃないですか。
    山里 ああ、ああ!見ますね、そういう光景をよく、はい。
    町山 ねえ。・・・こういう異常な世界で。目の前にお父さんがいて、子供がいても喋らない、と。
    山里 うん。
    町山 で、しかもその、どっか誰だかわからない、会ったことも無い人と、凄く濃密な会話をしてるんですね、ネットで。
    山里 そっか・・・。
    赤江 いや~・・、なんかがオカシイですね、それはねえ・・うん。
    山里 うん。
    町山 これはなんだ?オカシイんじゃないの?って、もう、世界中が今、こうなってますよね。
    山里 はい。
    町山 で、その・・・男の子と、ニセの、ネカマの男の子(笑)が話してるうちに、そのネカマの子がですね、
    山里 ネカマ・・・。
    町山 どっかから拾ってきた、女の子の裸の写真を送るんですよ。
    赤江 うん。
    町山 で、「アナタも送って。」って言うんで、
    山里 あ~。
    町山 その男の子は自分でパンツを下ろして写真を撮って送るんですね。
    赤江 あ、その、女の娘を偽った・・・
    山里 そう、ネットオカマって言うの。
    赤江 ネットオカマから来たから・・。
    町山 女の娘を偽ったのに、要するに、釣られちゃったんですよ。
    赤江 はい。
    町山 釣られちゃって、それで・・・裸の写真を送り返したら、翌日、学校中にばら撒かれてるんですよ。
    山里 う~わ、最悪・・。
    赤江 うわ・・。
    町山 これ、実際にアメリカで何件も起こったことが元になってますね。
    赤江・山里 え~!
    町山 アメリカでは物凄い数で、この「サイバーいじめ」っていう、ま、「ネットいじめ」で、自殺者が出てるんですよね。
    赤江 え~・・。
    町山 物凄い数なんですよ。
    赤江 うん・・・
    町山 はい。それで、そのお父さんがですね・・・息子は、ばら撒かれちゃったんで首くくっちゃうんですね。
    山里 うわ。
    町山 意識不明の状態になっちゃって。
    赤江 うん。
    町山 で、「どうしたんだ?」「いったい何があったんだ?」ってことで、息子のコンピューターをいじり始めて。「ここでフェイスブックをやってるぞ、いったいここで何があったんだ?」「この女の子と話してるぞ。」と、息子の自殺の原因を探り始めるんですよ。
    山里 うん。
    町山 大抵アメリカも、自殺が起こってから、両親がコンピューターをいじって初めて原因を知る、っていう状態なんですよね。
    赤江 うん。
    町山 で、お父さんが調べていくうちに、その女の子の振りをしてる男の子とのチャットが始まるわけですよ、そこで。
    山里 ふん。
    町山 「うちの息子は自殺を図ったぞ。」と。「君のせいじゃないのか?」、「君はいったい誰なんだ?」っていう話になっていくんですね。
    山里 ふんふん。
    町山 で、その男の子の方のお父さんていうのは、今はサイバー探偵をやってるんですね。
    山里 ふん。
    町山 刑事だったんだけれども、お母さんが死んじゃってから、お父さんはずっと、刑事としてサイバー事件を担当してたんで、現在は探偵としてですね、いろんなネット犯罪で警察に訴えてもどうしようもない人達を助けてるんですけども、
    山里 ふんふん。
    赤江 じゃ、ちょうどその道のプロなんですね。
    町山 その道のプロで、息子には「絶対にネットに触るな!」って言ってるんだけど、言ってるからやっちゃうわけですね(笑)。
    山里 なるほど。
    町山 でねえ、そのサイバー探偵の方は、担当してる事件ていうのはクレジットカードの犯罪なんですよ。
    山里 うんうん。
    町山 ある夫婦がいて。この夫婦も・・・赤ちゃんが、ちっちゃい内に死んじゃったんで、そのショックでもってセックスレスになっちゃうんですね。
    山里 ふん。
    町山 触れなくなっちゃうんですよ、お互いに。
    山里 ふんふん。
    町山 心の傷で。
    山里 はい。
    町山 で、旦那は段々、奥さんと一緒に寝ることが気不味くなって、一緒に寝なくなっちゃうんですね。
    山里 うん。
    町山 で、奥さんは寂しいからネットで、「寂しいの・・。」っていう風に、まあ、いわゆるチャットをやってると、「そうか・・僕、君の気持ちがわかるよ。」みたいな話をしてくる男と、物凄く親密な関係になっちゃうんですよ。
    山里 はい。
    赤江 あら~・・・。
    町山 で、いろいろと話してるうちに・・・データを全部取られちゃったんですよ!
    赤江 え?
    山里 そっか、浮気とかいう問題だけじゃなくて・・・。
    町山 そうなんですよ。クレジットカードとか全部行かれちゃって、
    赤江 う~わ!
    町山 全財産を失っちゃうんですよ、この一家は。
    赤江・山里 え~!
    町山 今、ネットって、クレジットカードのデータを入れなくても、入っただけで、向こうからこっち側に、コンピューターに入っていって、クレジットカードのデータを盗っちゃうんですよ!
    山里 え!
    町山 そのぐらいになってますよ。今、コンピューターのスゴイ・・・詐欺に関しては。
    赤江 コワイですねえ・・。
    山里 うわ~・・・。
    町山 で、僕もやられてですね、
    山里 え?
    町山 全然知らない間に・・・毎月、5ドルぐらいずつ抜かれてることに気が付いたんですよ。
    赤江 え~?!
    山里 あ~、なるほど!そっか、それぐらいだと気付かないんだ。
    町山 凄くたくさんあるから・・・
    山里 (笑)。
    赤江 サラッと言いましたけど、町山さん、
    町山 アメリカはクレジットカード社会なんで、クレジットカードって物凄いんですよ。ステートメントが、記録が。
    山里 あ~、ハイ。
    赤江 うんうん。
    町山 で、5ドルぐらいだとそんなに真剣に扱わないじゃないですか。
    赤江 確かに。
    町山 いきなり100ドルとか盗られてたら、1万円だから「やべ~!なんだこれ?!」ってなるけど、
    山里 はい。
    町山 500円盗られてもねえ、「なんだろ?なんかの手数料かな?」と思ってるんですよ。
    山里 あ~、確かに気付かない、気付きにくいですよね。
    町山 気付かないんですよ。でもそれを、やってる側っていうのは、何万人にもやってるから、
    山里 そっか・・・。
    町山 毎月500円ずつ引っ張っても、何万人、何十万人から引っ張れば物凄い額なんですよ。
    山里 そっか・・・。
    町山 でも、エクスペディアみたいな立派なところから、僕、やられましたからねえ。名前出しちゃいましたけど(笑)、ハッキリ。
    赤江 え~!
    山里 そっか、そんなとこでも、セキュリティに・・・。
    町山 そこからリンクしてるんですよ!インチキサイトに。
    山里 へ~。
    町山 で、そういうとこを彼らも知ってるから、「警戒してください。」とか言ってるんですけども、
    山里 うん。
    町山 1回やられちゃうと・・・ま、被害届けを5ドル程度じゃ出さないですよね。
    山里 なるほど。
    町山 だから永遠にやり続けてるんですよ、彼らは。
    山里 なるほど、絶妙なとこを・・・。
    町山 そうなんですよ。これで裁判しないですからね、5ドルじゃ。
    山里 そうですよね。裁判費用もかかって・・。
    町山 誰も。
    赤江 う~ん、出来ないですよねえ。
    町山 出来ないですねえ。ま、30ドルとかそのぐらいでもやってる人もいますけど、そういう詐欺が凄く多いんですよ、今。
    赤江 え~。
    町山 山のようにやってるんですけど。
    山里 はい。
    町山 ま、それでまあ、この夫婦はやられちゃって。警察に訴える、つっても、警察にはこんなことをやってもダメなんだ、と。
    山里 うん。
    町山 で、どうする?ってことでもって、旦那の方は「復讐する!」つって、犯人を見つけてですね、ぶん殴ろうとするんですねえ(笑)。
    山里 ほうほう。
    町山 で、犯人探しの旅が始まるんですよ、その夫婦は。
    山里 へ~、意外とアナログな戦い方に・・・。
    町山 そう。で、あともう一人出てきて、弁護士さんのお父さんの方のですねえ、
    山里 はい。
    町山 担当してる事件ていうのも、やっぱりサイバー関係なんですねえ。
    山里 ふん。
    町山 テレビ局の裁判を担当してるんですけども、そのテレビ局はずっと、ネットの、ポルノチャットっていうか・・・なんて言うんだろうな・・・、あの・・・今、いっぱいあるんですけど世界中に、女の子が部屋で、いて、
    山里 はあ、はあはあ。
    町山 それと話せる、とか、その女の子を覗ける、みたいなサイトってあるんですよね。
    山里 はいはい。
    町山 それって大抵は、なんていうか、女の子をたくさん、飼ってるんですよ。
    赤江 部屋に・・・留めておいて・・ハイ。
    町山 部屋にいるんですよ。部屋に泊めてるんですよ。
    赤江 うん。
    町山 で、家出娘とか、たくさん集めてる所があるんですよね。
    赤江 うん。
    町山 まあ、ハッキリ言って犯罪なんですけども。
    赤江 そうですねえ。
    町山 それをねえ、探ろうとしてる、テレビのレポーターがいて、
    赤江 ふん。
    町山 で、ゲイの男の人相手の、美少年のそういうサイトに入るんですよ。
    赤江 うん。
    町山 その女の人は。レポーターは女性なんですけども、
    山里 はい。
    町山 40ぐらいの。
    山里 はい。
    町山 その男の子は何にも考えてなくて、家出してチャラチャラしてお金が貰えるからって、そういうビデオチャットをやってるんですけども。彼を巧みにですね、お金とかいろんなもので釣ってですね、
    山里 はい。
    町山 そのポルノチャットの元締めを探そうとするんですね、そのレポーターは。
    山里 はい。
    町山 で、それをやってるうちに、その男の子とデキちゃうんですよ。
    山里 え?・・ドロドロ。
    赤江 え~!
    町山 (笑)・・・、ていう話でねえ、
    赤江 ええ。
    町山 そこにFBIが介入してくるんですけれども、
    山里 え?
    町山 ・・・っていうのがねえ、『ディスコネクト』って映画なんですよね。

    ~Resolution~
    そんなコネクションなんか切っちまえ!撮られるなら撮り返せ!

    山里 いろんなそういうシチュエーションの・・・
    赤江 うわ~、ネットをきっかけにね、次々に不幸なことが起きてるじゃないですか。
    山里 ネットのいろんな事件が・・・。
    町山 そうなんですよ。で、これ、面白いのは、全員繋がってるんですよね。
    山里 あ、へ~。
    赤江 は~。
    町山 これは偶然じゃなくて、繋がってる人を追ってるからなんですけども、
    赤江 は~・・・。
    町山 で、今本当に・・・とこらが彼らは、例えばさっきのサイバー探偵(笑)のお父さんと息子っていうのは、殆ど会話が無いわけですよ、実際は。
    赤江 うん、うん。
    町山 弁護士のお父さんと息子も会話が無いし、その自殺を図った少年のお姉さんていうのも、自分の弟が何だったか、全然わかんないんですね。
    山里 うん。
    町山 で、自殺をしてショックを受けて。で、学校で「弟が自殺しちゃったの。今、意識不明なの・・・。」って言ってると、・・・いつも仲良くしてる女の子が、自分の親友が、「は~・・」って泣いて、自分の家族が自殺しちゃってショックを受けてんのに・・・スマホをやってるんですよ!
    山里 いや~、なるほど!
    町山 要するに、親友なんかじゃ無いんですよ!そいつらは!
    赤江 そうでしょう!それを親友っていうのが間違ってるでしょう・・。
    町山 でも、でも!付き合ってんだよね、女の子同士っていうは、ホントは心がつながってなくてもね?!(笑)・・・。
    山里 そう!
    町山 そういうとこがあるじゃないですか(笑)・・・。
    山里 うわべでねえ。
    赤江 う~ん。
    町山 ねえ。要するに、仲間外れになりたくないから、っていうやつでね。
    山里 そうそう、そうそう。
    赤江 う~ん、そうですか・・・。
    町山 そう。
    山里 取り繕って。
    町山 こういうね、凄く虚しいコネクション。
    赤江 いや~・・・。
    町山 凄く虚しい人間のつながりであったり。逆に、だからこそ、面と向かってる同士では、全然心のつながりが上手く出来ないのに、ネットの中ではつながってるような、錯覚!に陥っていくんですよね。
    赤江 ね~・・バーチャルの方だけ向いている、っていう・・・なんか薄ら寒い感じがイヤですねえ。
    町山 そうなんですよ。でも、これってでもね、中毒になるんですよ、結構。
    山里 多いよ、今。
    町山 飛行機に乗ったりするとネットがつながらなくなるじゃないですか。
    山里 はい。
    町山 すると、なんか凄く不安になったりしません?(笑)・・・。
    山里 あ、携帯を家に置いとくと、(あ、今連絡来てたらどうしよう?)みたいな・・。
    町山 そうそう(笑)・・・。でも、昔は携帯なんて無かったんだもんね(笑)。
    赤江 そうですよ!ウン。
    町山 ねえ。
    赤江 うん。
    町山 それなのに、今はなんか、コネクションが無くなると凄く不安になるじゃないですか。
    山里 はい。
    赤江 いや・・オカシイ、オカシイ。虫がいなくなった時の方がコワイよ、世の中に。
    山里 いや・・・全然話が違いますよ、また。
    町山 (笑)。
    赤江 それぐらいの感覚にいた方がいい。
    町山 そうそう、そうそう。これちょっと、病気なんですよ、これ結構ねえ。
    山里 は~、そっか・・・。
    町山 そういうことをねえ、言ってて。この映画のタイトルが『ディスコネクト』っていうタイトルなんですが、これ、直接聞くと、「接続を切れ!」って言ってるんですね。
    山里 うん。
    町山 まさにそういうことみたいですね。
    山里 へ~。
    町山 「君たちは、コネクトしてるようで、してないんだよ」と。
    山里 ふんふん、ふん。
    町山 「ディスコネクトしろ!!」みたいなね、タイトルになってるんですよ。
    赤江・山里 へ~。
    赤江 まあ、日本でもいろいろ問題にはなったりしてますけど、より、深刻というか・・・。
    町山 アメリカは死者がとにかく凄いですから、
    赤江 ええ。
    町山 サイバーいじめとかの。
    山里 うん。
    町山 特にその・・・サイバーポルノじゃないや、何だっけ?・・えーと、忘れちゃった(笑)・・・、
    山里 リベンジポルノですか?
    町山 リベンジポルノ!ゴメンナサイ(笑)・・・自分で忘れてますけど(笑)。
    山里 僕、すっげー覚えちゃいました。
    町山 (笑)。これ、作ってたヤツって、物凄い大儲けして大金持ちになってるんですよ。
    山里 あ、そうか・・だって、潰すために買い取ってもらったりとかして・・。
    町山 そうそう、そう。それでもう、インタビューとか出てねえ、
    山里 へ?
    町山 「これで自殺してる人とかどう思いますか?」って言ったら、
    山里 うん。
    町山 「心が弱いヤツだよね。」とか言ってるんですよ、コイツ。
    山里 お~!
    赤江 う~わあ!
    山里 コレ見るの、なかなか・・・心、使いそうですねえ。
    町山 「自殺すると、あなたはどういう風に思うんですか?」「ああ、自殺者が出ると、またニュースとかでオレのサイトが取り上げられて、アクセスが上がると儲かるシステムになってるから、誰かが死ぬと儲かるな、と思うね。」
    山里 うお~・・・。
    町山 ・・・って言ってるんですよ。
    山里 お~・・・現代っ子・・。
    赤江 え~?!
    町山 ハンター・ムーアって男なんですけど、まだ26歳で、もう大金持ちみたいですけどね。
    山里 い~や・・・。
    赤江 いや、オカシイなあ、ホントに・・・。
    町山 これもう、異常な世界ですけどね。
    赤江 う~ん・・。
    町山 まだ日本には(笑)・・・あの・・無いですけど。
    山里 そうですねえ。
    町山 復讐で・・・写メを上げる人がね。いないですけどねえ。
    赤江 うん・・・。
    町山 あの・・・とりあえずねえ、一方的に撮られない方がいいですよ!
    赤江 そうですね。
    町山 はい、あの・・・「撮られたら撮り返せ!」(笑)。
    山里 (笑)。
    赤江 確かに、確かに。
    山里 なるほど、自分でも撮っておいて・・。
    赤江 おんなじだけの物を持っておく、と。
    町山 そう。「お前が出すならオレも出す!」っていうねえ。
    赤江 うん。
    山里 なるほど・・・
    赤江 そうですね。
    町山 (笑)・・・それは基本かな?というねえ・・
    赤江 うん、うん。
    町山 よく芸能人でねえ、女の子と寝てるところを撮られちゃったりする人いますけども(笑)。
    山里 あれ?どっかの曜日にそんな方いらっしゃったかな?
    赤江 (笑)・・・
    町山 どっかいましたか~?(笑)。
    山里 「たまむすび」でもどっかの曜日に(笑)・・・
    赤江 (笑)・・・ん?・ん?
    町山 「それは撮っとけバカ!」とか・・無かったのにね(笑)。
    山里 こっちもね!撮っとけ、と。
    赤江 そういうことですねえ。
    町山 とりあえずそれがいいかどうかわかんないですけど、「とりあえず撮っとけ!」と(笑)。
    赤江 (笑)・・・。
    山里 なるほどね・・・(笑)。
    町山 「撮られたら撮り返せ!」ですよ!(笑)。
    赤江 撮り返せ(笑)・・・・。
    山里 あれ?町山さん、これ、解決策あってるかなあ?
    町山 (笑)・・・いや、間違ってるかもしんないな、オレ、何か言ってることが(笑)・・・。
    山里 もっと根本だと思うんですよお(笑)。
    町山 根本的なことが間違ってるかもしんないですけどね(笑)。ハイ。
    山里 (笑)。
    赤江 へ~(笑)・・・。
    町山 ・・という映画がねえ、『ディスコネクト』で、日本では年内公開の予定です。ハイ。
    山里 いや、これ、考えさせられるし、全然、僕らが直面する危機でもあるからね、これは。
    赤江 そうだよ。もう、実世界に、これだもんねえ。
    町山 タイヘンですよ、ホントに(笑)。「とりあえず、撮っておく!」と。
    山里 (笑)。
    町山 なんか違うな、言ってることが(笑)・・・。
    赤江 (笑)・・・町山さんからの、提言です。
    町山 逆なような気がするな(笑)・・・。
    赤江 (笑)。
    山里 そういうことを、しない、ってことにしましょ!町山さん!
    町山 ハイ、そうですね。
    山里 (笑)。
    町山 ハイ、スイマセンでした(笑)。
    赤江 (笑)・・・ありがとうございます。
    山里 ありがとうございました(笑)!
    赤江 今日の「たいしたたま」はアメリカ在住の映画評論家、町山智浩さんに、映画『ディスコネクト』をご紹介頂きました。今年日本で公開される予定、ということです。
    山里 うん。
    赤江 町山さん、ありがとうございました~!
    山里 ありがとうごさいました!
    町山 ハイハイ!どうもでした。

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