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    町山智浩 映画 FC2 Blog Ranking

    『インフォーマント!』(The Informant!) 彼は正義の内部告発者なのか?!【2009年11月20日キラ☆キラ】

  1. スタジオ 小島慶子(フリーアナウンサー、タレント) ケンドーコバヤシ(お笑い芸人)
  2. 電話出演 町山智浩(映画評論家、コラムニスト)
  3. ~Setup~
    ケンドーコバヤシと古き良き映画館談義

    小島 町山さん!
    町山 はい、町山です。よろしくお願いします。
    小島 よろしくお願い致します。今日はねえ、水道橋博士さんがお休みで、ケンドーコバヤシさんがいらしてるんですよ、
    コバ はじめまして、ケンドーコバヤシと申します。
    町山 あ、どうもはじめまして、よろしくお願いします。
    コバ お願いします。
    小島 あの、コバヤシさんも結構、お忙しいのでなかなか映画館は難しいかもしれませんど映画自体はお好きなんですってね?
    コバ 映画は好きです・・・
    町山 あ、どんな・・映画がお好きですか?
    コバ 僕ですか・・やっぱり、日活ロマンポルノシリーズとか結構、最近見るんですよ。
    町山 あ、最近見るんですか?
    コバ ちょっと、あの~・・DVDとかなってるでしょ?最近・・
    町山 はい、はい。
    コバ あれで、ちょっと、ほろっと涙するようなやつ、あったりするんですよね。あれ・・
    小島 へ~・・・
    町山 あ、ホントにいい映画が多いですよ、日活ロマンポルノは。
    コバ そうなんですよ。
    小島 あ、そうなんですか。
    町山 泣ける話が・・・
    小島 でもなんか、名監督の登竜門だったりするんでしょ?あれって・・・・
    コバ そうですよね。

    町山 あの当時・・・、今の日本で第一線で活躍している映画監督は日活からデビューした人が多いですよね。
    コバ やっぱりそこから、みんな叩き上げてね!
    町山 はい。アカデミー賞の『おくりびと』の監督もあそこから出てきてますからね。
    小島 あ、そうですよね。滝田洋二郎さんもねえ。
    町山 でも年齢的に、見てました?昔・・・
    コバ あの~・・ホントはダメなんですけども、中学校1年生の時そういう映画館が近くにあって、入ろうとしてオッチャンに捕まって、
    町山 はい。
    コバ 引きずり回された後に、「内緒やぞ!」言うて見してもらったことがあります。
    小島 アハハ・・
    町山 あ、ホントに。僕も見てましたよ。
    コバ 輝いてたオッサンでしたね・・・
    町山 僕は飯田橋に「クララ」っていう映画館があってそこに中学3年生の頃からずっと行ってましたよ。
    小島 (笑)
    コバ そうなんですよ。僕も行ってたんですよ・・・大阪の、僕は、「タナベ映画館」という所に言ってたんですけども。
    町山 あ、そうなんですか。まだありますか?
    コバ まだあります。
    町山 あ、そうですか!「クララ」もまだあるんですよ・・ってどうでもいいですけどね。(笑)
    小島・ケンコバ (笑)
    小島 あのね、まず最初にプレゼントのお知らせなんですけどね、このコーナーで町山さんがご紹介してくださった、ブラット・ピットの最新作の『イングロリアス・バスターズ』(Inglourious Basterds)が今日から日本で公開されましたけれども・・え~、「この映画が2倍楽しめる解説本」・・
    コバ うん。
    町山 はい。
    小島 『映画秘宝別冊 イングロリアス・バスターズ映画大作戦』
    コバ はい。
    小島 この本を番組をお聴きの5名様にプレゼントいたします。町山さんのね、インタビューがい~っぱい載ってるんですよね。
    町山 僕がいっぱい俳優にインタビューしましたんで、はい。
    小島 そうなんですよね!
    町山 はい、是非読んでください!
    コバ これ・・『イングロリアス・バスターズ』って、面白く無かったら金返しますってCMやってるやつでしょ?
    町山 あ、面白いですよ!これは。
    コバ これは面白い?
    町山 面白いです!はい。
    小島 自信作なんだなあ・・これをですね、欲しいという方、5名様差し上げますので、応募方法は・・・・
    (応募方法告知・・略・・)

    ~Conflict~
    実在の内部告発者を元にした映画に『!』(ビックリマーク)がつくのは・・・

    小島 そんでもって今日はですねえ、マット・デイモンさんが主演の『インフォーマント!』(The Informant!)と言う映画・・
    町山 はい。もうすぐ公開なんですけど、日本でも。
    コバ はい。
    町山 「インフォーマント」って言うのは、「内部告発者」とか、「内通者」とかですね・・・
    コバ 「内通者」ね!
    町山 はい。ようするに、あの~、悪いことをやってる中に裏切り者がいて、警察にチクっている人とか、そういうのを「インフォーマント」って言うんですけれども、
    コバ は~・・・
    小島 「内通者」・・・
    コバ 確かこれ、法律でOKになったんですよね?日本では・・内通することがね?
    小島 あ、内部告発ね。
    町山 あ、そうなんですか。
    小島 そう、内部告発をした人をちゃんと守りますよっていうね。
    町山 あ~・・アメリカでは昔からあるんですよね。そういう人達を守るプログラムが。マフィアとかの中にいたりするんですけども。
    コバ なるほど。
    町山 はい。で、今回はですね、大企業のですね、犯罪を内部告発した人の話なんですね。
    コバ はい。
    町山 で~、これはあの・・「リシン」という化学物質がありまして、大豆とか魚に入っていて、家畜の餌に混ぜると家畜がすぐに大きくなる、成長促進剤なんですけども、
    コバ はいはい、はい。
    小島 ふ~ん・・
    町山 これ、アミノ酸の一種なんで、日本では「協和発酵」とかですね、「味の素」が作ってるんですけども、
    コバ ふん。
    町山 え~と、それの世界の大手4社がですね、1990年代の前半に大談合をしてまして、価格を釣り上げてたっていう、それでFBIにそれがバレて、スゴイ罰金、100億円の罰金を食らったっていう事件があったんですね。
    小島 は~・・・本当にあったんですね。それはね。
    町山 はいはい、それをねえ、告発したのが、このマット・デイモン演じる主人公のマーク・ウィテカーっていう人なんですけれども、
    コバ ふん。
    小島 ふ~ん
    町山 この人は実は、その談合の闇カルテルの首謀者である、業界最大手の「ADM」って会社の経営者の1人だったんですよ。
    小島 あ、へえ~!
    町山 はい、だからやってる本人が、実はFBIが証拠としたのは談合の現場を押さえた隠し撮りのビデオが大量にありまして、
    コバ ふん。
    町山 それが決定的証拠になったんですね。・・で、その中で全員が「価格はいくらぐらいにしとこうね~」とか言って、「どうせわかんないんだからね~」とか言って、「儲けようぜ~」とか言ってるところが全部入っちゃってるわけですね。
    小島 じゃ、それは撮ってたんですか?ウィテカーさんが・・
    町山 それ、撮ってたんですよ。で、そのビデオが公開されたんですよ、一般に。
    小島 ええ。
    町山 ようするにFBIはそれを公開して、「談合とかすると、こういうふうに全部バレるんだからね」と。
    小島 あ~。
    コバ はいはい。
    町山 そういう意味で世間に公開したんですが、その隠し撮りをしていたのは、その、まあなんていうか、首謀者の1人だったんですね。
    小島 は~・・・
    コバ ほ~・・・
    町山 で、そのマーク・ウィテカーって人は一種の天才で、自分自身は化学の博士だったんですけども、
    コバ ふん。
    町山 わずか33才で経営者になってるんですね、その会社の。
    小島 いや、スゴイよ・・・
    町山 天才なんですよ。
    小島 いや、でも、経営の才覚もあると。
    町山 才覚もあって、化学者としても優れていたと。
    小島 わ、すごいな・・
    町山 で、このマット・デイモンて人はですね、この人はずっと天才役ばっかりやってきてる俳優なんですよね。
    小島 あの、あれですよね、『オーシャンズ11』(Ocean's Eleven)でスリの天才を・・
    町山 ま、あれはスリですけど、この人が一番最初に有名になったのは、『グッド・ウィル・ハンティング』(Good Will Hunting)って映画なんですよ。
    小島 あ~、そうだそうだ!
    コバ 『グッド・ウィル・ハンティング』ね。
    町山 はい。ハーバード大学の・・、ま、この人自身がハーバード大学なんですけども、マット・デイモンが・・、数学の天才を主人公にして自分が演じてるんですよね。
    小島 ええ。
    町山 で、自分でシナリオを書いて、で、いきなりほとんどデビュー作に近いその映画でアカデミー脚本賞を受賞してるという・・
    小島 すごい話題になりましたよねえ!天才、天才ってねえ、
    町山 まあ、まさに天才っていう感じで、その後もその役を引きずってですね、『ラウンダーズ』(Rounders)って映画ではギャンブルの天才をやったり、『リプリー』(The Talented Mr. Ripley)って映画では犯罪の天才をやったりですね、
    コバ はいはい。
    町山 で、この人の1番の当たり役は、『ボーンアイデンティティ』(The Bourne Identity)シリーズですね。
    コバ 「ボーンシリーズ」ね、はい。
    町山 はいはい。天才殺し屋、天才的スパイ、なんでもできるスーパーマンの役をやって、非常に人気なんですが、あの・・・『オーシャンズ11』ではちょっとねえ、マヌケな役なんですよね。
    小島 あの・・・なんかお父さんが警察でね?
    町山 そうそう、オオボケ役をやってるんですけども、あれは結構面白かったんですが、
    コバ うん。
    町山 で、この映画で演じるウィテカーっていう人はですね、まず、奥さんがいてですね、旦那が談合をやってることを知っちゃって、
    小島 はい。
    町山 で、奥さん、学校の先生なんですね。
    小島 うん。
    町山 「アタシ、学校の先生なのに旦那がこんな犯罪を犯してるのはもう耐えられないから、アタシ、警察に行くわ!」って言っちゃったんですね。
    コバ なるほど~・・うん。
    町山 そうしたらウィテカーが、「ちょっと待て!」と、「わかった、オレがFBIに行くから」ってFBIに行ったら、FBIが、「罪を軽くしてやるからビデオとかで隠し撮りをしろ!」って言うわけですね。
    コバ なるほど。
    町山 「裏切れ」と。
    コバ はい。
    町山 で、それからですね、全世界、日本も・・・東京も入れてですね、駆けずり回って談合をする先々でビデオを撮り続けるんですよ、このウィテカーは。
    コバ うん。
    町山 で、そういう話を聞いてると、社会派内部告発実録映画だと思うわけですよね?
    コバ そうです、思うてます、今。
    小島 はい。
    町山 思いますよね。で、こういう映画だと非常に有名な映画では『インサイダー』(The Insider)って映画があって、これは、ニコチンの害を隠蔽しようとしたタバコ会社の、内部告発をした科学者のはなしだったんですけども・・
    小島 そうそう、そう。脅されたりして大変だったよね。
    町山 そうそう、これも実話だったんですけど・・
    小島 あの・・・なんだっけ、役者さん、あの人・・・
    町山 ラッセル・クロウですね。
    小島 そうそう、そう!カッコ良かった~(笑)
    町山 はい。あんな感じのストーリーに聞こえるんですね。あと、これ、監督がスティーブン・ソダバーグって監督なんですよ。
    小島 はい。
    町山 で、この人は『エリン・ブロコビッチ』(Erin Brockovich)って映画を作った人なんですね。・・『エリン・ブロコビッチ』も実録なんですよ。実際にあった事件で、大企業の公害を、弁護士事務所で働くシングルマザーの・・ジュリア・ロバーツが演じてるんですよね。
    小島 そうですよね。で、どんどん暴いていく・・
    町山 これ、アカデミー賞を取ったんですよ。
    小島 はい。
    町山 だからね、この話だけ聞くと、この『インフォーマント!』っていうのも『インサイダー』とタイトルも似てるしね、
    コバ うん。
    町山 非常に真面目な社会派ドラマかと思うんですけども、これ、『インフォーマント!』ってタイトルの後ろにですね、ビックリマーク(!)がついてるんですよ。
    小島 ん~?
    コバ はいはい。
    町山 こう・・『インフォーマント~ッ!!』みたいな感じなんですよ。
    コバ はい。
    町山 で、何で?とか思うんですけど、ビックリマークがついている映画がですね、真面目なはずが無いんですよ。
    小島 (笑)コメディーなの?
    コバ これ、真面目なはずが無いと!
    町山 真面目なはずが無いんですよ。だって、ビックリマークついてないですよ、普通(笑)・・・、真面目な映画だったら普通には(笑)
    コバ そうですね。
    小島 「ないつうしゃ~!」ってことですからねえ。
    町山 そうそう。
    コバ 言わば『告発の行方』とかにビックリマークついているようなもんですよねえ?
    町山 ね。「行方っ!!」ってついてたら、「これお前冗談だろ?」ってか「フザケてるだろ!」、って思うんですけど、
    コバ なりますよね。はい。
    町山 で、この映画見てるとねえ、主人公がこのウィテカー自身でですね、彼のナレーションで、彼の1人称、つまり彼の心の中の言葉がどんどん語られて、それで映画を進めていくんですけども、
    コバ はい。
    町山 普通だったら、その主人公の心とか、主人公のやってることの説明とかがナレーションで入るんですけども、
    コバ 「私はこれでいいのだろうか・・・」みたいなね。
    町山 そうそう、そうです。「私は犯罪を犯してしまった・・」とか。
    コバ はい。
    町山 そんなことではなくて、全然関係ないことばっかり、この人は考えてるんですよ。
    小島 へ~?
    コバ その状況に合ってないことですか?
    町山 状況と全く関係の無い(笑)、例えば、日本人のビジネスマンと談合するってことになると、
    コバ はい。
    町山 「日本人のサラリーマンは、女子高生の下着を買うという・・」とか、言ってて(笑)・・
    小島 (笑)・・・
    コバ ワハハ・・ブルセラショップのことを・・
    町山 ブルセラに関する妄想が頭の中をぐるぐるぐるぐる駆け巡って、全然画面と関係ないんですよ(笑)
    小島 あ~、そう、面白そうだなあ(笑)
    コバ 実際、そういうの思いますもんね。
    小島 ねえ。人の頭の中ってそうかもしれないねえ・・(笑)
    町山 でも、延々とその話になっちゃったりとか、あと突然、シロクマのことを考えるんですね、主人公が。
    コバ 突然シロクマを?
    町山 あのね、シロクマってのは鼻が黒いから、敵に襲いかかる時に、
    コバ うん。
    町山 ようするに、雪の中から襲いかかるから、鼻を手で隠して襲いかかるんですって。
    小島 え、ホントなの?!私それ、冗談だと思ってた。
    町山 いや、僕も知らなかったんですけど・・・
    小島 ホントなの?え?
    町山 で、それを突然思い出すんですよ、このマット・デイモンは。
    コバ ふんふんふん。
    町山 「・・てことは、いつ自分の鼻が黒いって知ったんだろうか?」って言って(笑)・・・
    小島 アハハ、ホントだねえ
    コバ そうなんですよね。鏡見なかったらわかんないですよね、それ。
    小島 そうねえ・・
    町山 そうなんですけど、物語と何の関係も無いんですよ。
    小島 アハハ・・・でも考えてんだ(笑)
    コバ でも、確かに、深く考えてしまいたい話ですよね?それ。
    町山 そうなんですよ。で、延々と考え続けるんですよ、それで。
    小島 (笑)
    町山 なんだろうと。で、見ているうちに「この映画なんなんだ?フザケてんのか?」と、いう気持ちになってくるんですけど、
    コバ ふん。
    町山 で、マット・デイモンのまた見た目がですね、どう考えてもフザケてるんですよ。
    小島 なんか、太ってますよねえ?・・これ、体重増やしたのかなあ?
    町山 これ、すごい増やしたって・・・、僕、インタビューしたんですよ。
    小島 ええ、ええ。
    町山 そうしたら、もうず~っと食べ続けて、気持ち悪くなっても食べ続けて、で、でっぷり太って、
    コバ すごいなあ・・
    町山 で、奥さんにねえ、あの・・ラブハンドルって言うんですけど、
    コバ はい。
    町山 お腹の横の肉の溜まってるとこを掴めるでしょ?
    コバ はいはい。
    小島 浮き輪みたいになってるとこね!うんうん。
    町山 そうそう。あれを「掴んでもらったよ。」とか言ってましたよ。
    小島 ラブハンドルって言うんだ(笑)・・・
    町山 そう。エッチの時に掴むんですよ。
    コバ 運転してもらったと・・・
    町山 そうそうそう(笑)
    コバ なるほど~。
    町山 で、「喜ばれたよ・・」とか言ってましたよ。
    コバ 何を嬉しそうに言うてるんですか!それを・・
    町山 いやいや(笑)・・・
    コバ さすが「エロの伝道師」ですねえ。
    町山 :いやいや、でねえ、またねえ、この主人公のウィテカーってのはね、ハゲなんですね。
    小島 あ、ヅラなんだ。
    コバ これ、実在の人物ですよねえ?
    町山 実在の人物なんですよ。
    コバ はい。
    町山 この人、ヅラをかぶってるんですけど、ヅラがねえ、すぐズレるんですよ。
    小島 (笑)
    コバ ほう~・・・
    町山 いっつも、ヅラを直しながらね、演技をし続けるんですね、マット・デイモンが。
    小島 アハハ・・憎めねくていいですね~
    町山 そうなんですけど・・・
    小島 ヒゲも生やしてるしね。
    町山 そう、ヒゲも生やしてるし、もっさいヒゲを・・
    コバ うん。
    町山 こんな人がねえ、真面目な話になるわけ無いんでねえ、
    コバ はい。
    町山 で、どんどんどんどん話がわけわかんない方向に行ってくるんですけども・・
    小島 ええ・・最終的にはとうなっちゃうんだろう?・・
    町山 あのね、だんだん妄想を抱き始めて、自分がFBIのためにスパイをしてるから、
    コバ はい。
    町山 自分は正義のスパイなんだ、という妄想を抱き始めるんですよ。
    コバ はい。
    町山 で、「オレは007よりも頭が2倍いいから、0014(ゼロゼロフォーティーン)だ。」とか言ったりですね・・
    小島 くだらない・・(笑)
    コバ あらららら・・
    町山 もう、何を言ってるんだろう?ということになっていって、で、最後の方でですね・・ま、途中ぐらいでですね、この人の正体が初めてわかるんですよ。
    コバ はい。
    町山 で・・・え~、言えないんですが(笑)
    小島 へ~、正体があるわけね。
    町山 観客はずっと、その人の気持になって映画を見てたのに、この人自身実は、とんでもない壊れた人だったことが、初めてそこで発覚するんですよ。
    小島 あ、そうなんだ。
    コバ (笑)・・・ぶっ壊れてるんですか?
    町山 もう・・あの・・(笑)・・え~・・精神的に壊れた人だったんですね。
    コバ なるほど~・・・・
    小島 ふ~ん・・・
    町山 はい。それで、言ってることのほとんどが虚言癖で、ほとんどが嘘と妄想なんですよ。
    小島 え?・・
    コバ ほうほうほう。
    町山 FBIはそれを知らないでこの人を証拠を掴むのに使ってたもんだから、FBIも大変な事態になるし、会社側も知らないでこの人を経営者にしてたもんだから、大変な事態になっていくという・・・奥さんもみんな大変なことになっちゃうというですね・・
    小島 え~・・
    町山 観客もずっと信じてたから、「え~?!」っていうことになると・・
    小島 それも実話にもとづいてるんですか?
    町山 実話にもとづいてるんですよ。
    小島 あ、そうなんだ~・・へ~
    コバ え~!・・・

    ~Resolution~
    『天才』マット・デイモンがアカデミー賞に挑む『ヘンな』役柄

    町山 すごいトリッキーな映画なんですよね。観客は、だってこの人の気持になって、1人称だから映画を見てると、実はその語り口自体がインチキだったということがわかるという・・
    コバ ほ~!
    小島 そっか~・・・その辺から全部ひっくり返っていくわけだ、じゃあ。
    町山 そうなんですよ。
    小島 へ~・・面白いですね。
    町山 これはね、小説ではねえ、「信用出来ない語り手」っていうテクニックなんですね。
    小島 は~・・
    コバ ふん。
    町山 小説って、「私」とか1人称で書かれてる場合があるじゃないですか。
    コバ はいはいはい。
    町山 それ自体がインチキだったりする小説ってのがあるんですよ。
    小島 ええ。
    町山 それに近いやり方をやってて、非常に面白かったですねえ。
    小島 これ、じゃああれですねえ、マット・デイモンさんとしても新境地なんですかねえ?役柄としては・・・
    町山 マット・デイモンは嬉しそうでしたよ。
    小島 アハハ、そう?
    町山 やっぱりねえ、「オレは天才役ばっかりやらされたけど、あんまりあわないわ・・」っていうかねえ・・
    コバ なるほど、変な役をやってみたかった時に、飛び込んできたような・・あれなんですかねえ?
    町山 そう、もうアカデミー賞とかねえ、「これで取ろう!」とか言ってましたよ。
    小島 へえ~!
    町山 「こんだけねえ、ブッサイクなオッサンやったんだから、アカデミー賞の候補になんなきゃ嘘だよ!」とか言って怒ってましたけどね(笑)
    コバ (笑)
    町山 日本ではその・・・「ジミー大西さんにそっくりと言われてるんですが・・」って言おうと思ったら時間がなくて聞けなかったですけども・・
    コバ (笑)
    町山 説明するのが難しくてなかなか・・・・
    コバ まあねえ、説明するのが非常に難しいですよね。その、ジミーさんから・・
    町山 アメリカでは天才なんで・・
    小島 これ、12月に日本公開なんですよね?
    町山 はい、そうです。
    小島 そうなんです。だからね、今日、お話しを伺って、見たいと思った方は来月から日本でも公開するそうですから、え~、是非ご覧いただきたいなと思いますけど・・
    町山 はい。
    小島 ありがとうございました、町山さんね、先程のプレゼントのね、『イングロリアス・バスターズ』のこちらのインタビューも、私、じっくり拝読しようと思っておりますので・・
    町山 はい、よろしくお願いします。それ、僕いっぱい原稿書いてますんで、対談とかやたらやってますんで、是非よろしくお願いします。
    小島 ね!これ、すごい・・・別冊宝島、ね、是非たくさんの方に御応募いただければと思いますが・・・・、え~、また来週よろしくお願いいたします、ありがとうございました!
    町山 はい、よろしくお願いします。
    コバ ありがとうございました!
    小島 町山智浩さんでした。

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