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    『ザ・セッションズ』(The Sessions)アカデミー賞シーズン到来!トップバッターはこの映画【2012年10月9日たまむすび】

  1. スタジオ 赤江珠緒(フリーアナウンサー) 山里亮太(芸人、南海キャンディーズ)
  2. 電話出演 町山智浩(映画評論家、コラムニスト)
  3. ~Setup~
    大統領選まで1ヶ月、そして新刊『教科書に載ってないUSA語録』発売

    赤江 町山さん、アメリカはねえ、オバマさんがちょっと、劣勢とかいう情報も入ってきてるんですが・・・
    町山 オバマさんねえ・・・この間、ディベートをやったんですね、討論会。
    赤江 ええ
    町山 もう、全然ダメだったんですよ。
    赤江 ああ、そうなんですか。
    山里 へえ~・・
    町山 しどろもどろで。
    山里 一回のしどろもどろで、そんなにガラっと形勢が変わるものなんですか?
    町山 まあ、ガラっとは変わらないんですけどもね。
    山里 あ、なるほどなるほど、ちょっと、ロムニーさんが盛り返してきたと。
    町山 そう。結構ねえ、つらつらつらっと喋って、自分に不利なことは全然突っ込まないでって感じでですね、上手かったですよ。
    赤江 へえ~・・そうですか・・・。
    町山 オバマさん、自分で結構ね、自虐的に、全然オレ駄目だった~みたいなこと言ってギャグにしてますけどね、今ね。
    赤江 ほお~、ま、動じてないぞという感じかもしれませんけどね、町山さんにはそういったねえ、アメリカの選挙の話も教えていただきましたけれども・・・
    町山 はい、あの~、本が出まして・・
    赤江 本が!
    山里 町山さん、どんだけ書くんですか!
    町山 もう、どんどん出てますよ、はい。
    山里 すごい!
    赤江 新刊ラッシュです。
    町山 はい、先週出たんですけれども、『教科書に載ってないUSA語録』っていうですね、タイトルで、あの~、これ、ユーエスエーって読んでくださいね。
    赤江 はい。
    町山 ウサじゃないですからね。

    赤江・山里 (笑)・・
    町山 それはEXILEの人ですから・・・。
    赤江 大抵、ユーエスーエーって読むと思います、大丈夫です(笑)。
    山里 あの、EXILEウサさんの語録は教科書に載らないです!
    町山 いや、わかんないですよ、それは(笑)
    山里 あ、そうかそうか(笑)
    町山 これはね、ウサじゃないですから・・
    山里 はい、よく知ってますよね、ちゃんと・・・
    町山 (笑)
    赤江 これ、結構なねえ、厚みの、もう・・・
    町山 これすごい、電話帳みたいな本でしょ?
    赤江 はい
    山里 分厚い!
    町山 ねえ、これ400頁もあるんですよ!
    山里 書きましたね~、町山さん。
    赤江 すごいですよね~、お忙しいのに、町山さん!
    町山 もう、いつの間にかこんなに書いてたのかと自分でも驚いたんですけども・・・これねえ、週刊文春の連載をまとめたんですけれども、僕の原稿よりも挿絵のほうが面白いです!
    山里 いや、挿絵(笑)・・・、挿絵も確かに個性的な絵が入って・・・一コマ漫画みたいなね!
    赤江 うん。確かに。
    山里 風刺画みたいな・・・
    町山 そうそう、これは澤井健さんていう漫画家の先生が書いてくれて、僕がファンなのでお願いしたんですけども、とにかく似顔絵がうまい!
    山里 うまい!
    町山 ものすごい上手くてですね、186頁見ていただけます?
    赤江 186・・・
    町山 今、手元にはありますか?
    赤江・山里 ありま~す。
    町山 ・・・『教科書に載ってないUSA語録』186頁・・あ、184頁だ!ごめんなさい。
    赤江 184!
    山里 はい。
    赤江 あ~!山ちゃんだ!
    山里 うわ、ホントだ!僕いた!
    町山 そっくりでしょ!悪いか。
    山里 そっくり!
    赤江 ホントだ
    町山 これ、自分に似てると嫌なんですよね、なんか(笑)
    山里 そう、うわ~悔しいぐらい似てるし・・
    赤江 いい感じですねえ。
    山里 オレこんな不愉快なの?(笑)
    町山 いやいや(笑)やっぱりね、似顔絵って僕も書かれたんだけど、やっぱ嫌なんですよね。似てれば似てるほどね、オレこんな顔してねーよ!って思うんですけど
    山里 いや~これはチョット(笑)、どの項目で出てるんだろ・・・お、スゴイ・・・
    赤江 日本人の知らないアメリカ語満載とゆうね。
    町山 はい、これシズちゃんも横に書いてありますよね、このイラスト。
    山里 書いてある・・うまいわ・・・
    町山 はい、もうとにかくこのイラストがね、ほとんど全コラムに入ってるんですよ。100本ぐらいイラストが入っててですね,イラストをパラパラ見るだけでめちゃくちゃ面白いです。
    山里 いや、コラムもこれねえ、結構、あ、この言葉ってこんなダークな意味があったんだ、とか、・・・
    赤江 確かに!
    山里 あのー、何気ない言葉でね、ニュースとかで言ってたやつが、え?そういう深い意味だったの?みたいな・・・
    町山 まあ、ね、そういう読み方もあるし、あの~、あとはやっぱり、下品な内容なのが何個かあってですね、
    山里 ありますね(笑)
    町山 非常に、子供に読ませられないものなんですが、ただね、184本もあるんでどっから読んでも暇な時にぼちぼち読んでつまんなかったら飛ばして次に行くみたいな感じで読んでもらえるといいかなと思いますが・・
    赤江 で、あの~、この本を町山さん、プレゼント、いいですか?
    町山 はい、プレゼントします!電話帳みたいで結構じゃまですが・・・
    山里 いやいや、どんだけネガティブなんですか!
    町山 え~、何人ですか?
    赤江 え~、10名の方に・・
    町山 はい、リスナーの方、10名にプレゼントします!
    赤江 ありがとうございます。町山さんの新刊、『教科書に載ってないUSA語録』が欲しい方は・・・・
    (応募方法告知・・・略)
    山里 これ、目次のところに辞書みたいな感じで、英語と町山さんの訳が書いてあって、うわ、これスゴイ刺激的な言葉だなと思って、そこのページに行くとコラムが読めるという。
    赤江 そうですねえ。
    山里 その言葉の意味が全部わかると。言った人の背景とか・・・
    町山 はい。そうなんですけど・・まあでも、普通の言葉としてですね、日常会話であんまり使えないのばっかりですけど(笑)・・
    山里 たしかに・・・
    町山 使うと怒られるやつとかあります。、撃たれたりするものもありますから、はい。
    赤江・山里 (笑)
    町山 気をつけてください。
    赤江 そんなデンジャラスな言葉もはいっているということですね。
    町山 はい、うっかり使わないでください。
    赤江 はい、わかりました。
    町山 はい。

    ~Conflict~
    アカデミー賞シーズン到来!第1弾は『ザ・セッションズ』(The Sessions)

    赤江 さて今日の町山さん、映画ですけれども
    町山 はい、今日の映画、もうそろそろですね、アメリカはアカデミー賞に向けて動き始めてます。
    赤江 まあ。
    町山 で、えーと、今月もう10月入ったんで、10、11月12月に公開される映画はアカデミー賞狙いなんですよ。
    赤江 はあ~、そうなんですね。
    町山 早くもそのレースに入るだろうと言われている映画で『ザ・セッションズ』(The Sessions)というタイトルの映画を紹介します。
    赤江 セッションズ、はい。
    町山 で~、セッションていうのは、これ日本語にしにくいんで難しいですけど、カウンセラーの人に会ったりするのはSessionですね。
    赤江 あ、そうなんですか。なんか、あの、ジャズとかのセッションと・・
    町山 はい、JAZZとかのセッションでも言いますけれども、あの、まあ、精神分析医の人に会ったりするのをこの場合、Sessionと呼んでいるんですよ。
    山里 ふ~ん。
    町山 はい、で、この話はですね、映画はですね、実話です。はい。でね、僕がこれにちょっと注目したのは、これ、うちの近所の話なんですよ。
    山里 あ、バークレーの・・・
    町山 はい。僕が住んでるバークレーが舞台で、ロケもバークレーでやってて、映画見てると近所ばっかり映ってて変な気持ちになる映画だったんですけども
    山里 へえ~・・
    町山 えーと、そこにですね、バークレーに住んでいた、エッセイとかコラムとか、詩を書いたりする人がいて、マーク・オブライエンさんという人がいたんですね。
    赤江 ええ。
    町山 で、その人の自伝の映画化です。
    山里 ふ~ん。
    町山 でね、このマークオブライエンさんて人はね、いわゆる日本で小児麻痺と言われていたポリオにかかっちゃった人なんですね。で、ポリオっていうのは、筋肉が筋ジストロフィーみたいな感じで萎縮して動かなくなっちゃうんですよ。麻痺して。
    赤江 ええ、ええ。
    町山 で、足だけだったりする人とか、いろんなところ、やられる場所がみんな違うんですけど、これは感染症で子供の頃に感染してかかっちゃう病気なんですね。
    赤江 あー、なんか今、ワクチンがね、ちょっと、ニュースになったりしてますけどね。
    町山 そうなんですよ。だから、ワクチンが出来ていっぺんに減ったんですけれども、この人自身は1999年に49歳だった人で、このオブライエンさんが子供だった頃には大流行したんですよ。で、そのぐらいの年齢の人は日本でもすごくかかった人は多いんですけども、この人は首から下がほとんど動かなくなっちゃったんですね、オブライエンさんは。で、特に厳しいのは肺だったんですね。肺を膨らませたり縮めたりして息を吸う筋肉の部分が萎縮して麻痺しちゃったんで自分で呼吸できないんですよ。
    赤江 うわ~。それは大変ですねえ・・
    町山 でね、鉄の肺というのに入らなければならなかったんですね。鉄の肺というのはドラム缶を横にしたみたいな形のもので、そこに首だけだしてはいるんですよ。
    山里 はい、
    町山 で、その鉄の肺の中の空気を抜いて圧を抜くと、中に入っている人の肺が膨らむと。
    赤江 は~・・・
    町山 それで強制的に呼吸をさせる機械なんですね。で、それに入ったまま40歳になろうとするんですね、この人は。6歳の時にポリオにかかってから。
    赤江 ええ。
    町山 で、その状況で口に棒を咥えて、パソコンを使ってですね、詩を書いたりコラムを書いたりしてですね、生活するようになるんですよ。
    赤江 はい。
    町山 で、この人、オブライエンさんがスゴイのは、鉄の肺に入った人達っていうのは動けないですから、やっぱり病院とか施設の中で暮らしていく形になるんですけれども、この人は絶対にそれが嫌だったんで、親からも離れて、病院からも施設からも出て一人でアパートで暮らしているんですよ。
    赤江・山里 へえ~・・・・
    町山 これはすごいなあと思って・・物凄くインディペンデントな、自立心のある人なんですね。で、福祉にも完全に頼りたくないってことで、そうやって物書きとして生活しようとするんですよ。でも、どうしても解決できない問題ってのが出てくるんですね。それはやっぱり恋愛なんですよ。
    山里 そうか・・・
    町山 で、身体とかは洗ってもらってるんですね、頼んで・・・ソーシャルワーカーの人とか、
    赤江 あ~、じゃ、身の回りの世話は。
    町山 身の回りの世話をしてくれる人を頼んで雇って、その人に身体を洗ってもらったりしてたんですけども、そのやってくれてる女の人を好きになっちゃうんですね。
    山里 うん。
    町山 で、結婚して欲しいみたいな話をすると、「いや、私、ちゃんと彼氏がいるから・・」って断られて、知り合おうとしてもなかなか知り合えないんですよね。
    赤江 うん・・・
    町山 で、これはまだ1990年代半ばなんでそんなにパソコン通信が流行ってないんですよ、まだ。インターネットとか、まだまだなんですよ。今だったらもっと可能になってるんですけど、そこまでいってない時代なんですね。
    赤江 そっか、そっか・・・。、
    町山 で、誰とも接触できないと、いう感じになってくるんですね。どうしても寂しくて寂しくてしょうがないってことでもって、カウンセラーの人に相談してるうちにですね、セックスサロゲートというものが存在するっていうことがわかってくるんですよ。
    山里 はい、セックスサロゲート?
    町山 はい。サロゲートっていうのは、代理っていう意味で、例えば、誰かの代わりに妊娠して子供を産んだりする人をサロゲートマザーって言うんですね。ま、恋人の代わりをする仕事の人なんですね。このセックスサロゲートって言うのは。
    山里 へ~・・・
    赤江 そういうのが実際にあるんですか。
    町山 これは、日本にもあります。
    山里 あ、そうなんだ。
    町山 はい。アメリカでまず始まって、ちゃんとした職業として、認可制度になってるんですよ、カリフォルニアでは。
    赤江 ふ~ん・・・
    町山 で、ちゃんとした心理学のテストを受けてライセンスを取ってやるんですね。で、そういう人が必要な人達っていうのは、身体障害者の人ですね。
    赤江 うん・・・
    町山 ずっと恋人がいなかった人、スキンシップを求めている人、セックスの体験を求めている人とか、あと、身体障害がなくても、物凄く内気で、人と接触することがどうしてもできなくて、女性とか異性とね。で、40ぐらいまで童貞のままだった人とかもいるんですよ。で、そういう人もセックスサロゲートにお願いするんですね。
    赤江・山里 へえ~・・
    町山 心の壁みたいなのを作っちゃった人がいるんで、それを打ち破るために。で、何年か前に『40歳の童貞男』(The 40 Year Old Virgin)って映画が公開されたんですけど、これは全米で大ヒットして日本でも結構ヒットしたんですが、それがセックスサロゲートに来る患者さん達にリサーチして作られた映画だったんですよ。
    赤江 へえ~・・
    町山 で、すごく人当たりも良くて顔も悪くなくて、男同士の友達とかすごくいっぱいいてスポーツもできたりするんだけれども、女性だけはなんとなく遠ざけていくうちに40になっちゃった人ってのは結構いるんですね。
    赤江 うんうん。
    町山 で、そういう人が童貞を失うまでの映画っていうのをサロゲートの人達の調査を利用して作ったりしてるんですけれども、今回は完全な実話なんですよ。で、このオブライエンさんはセックスサロゲートの人に会うんですけれども、で、あの~・・・少しずつですね、いわゆるその・・・なんて言うか(笑)・・・童貞喪失に向かって行くという物語なんですよ。
    山里 ほお!
    町山 で、これねえ、いきなりはできないんですね。まずこのオブライエンさんは身体を洗ってもらったり服を着替えさせてもらえる以外に、人に触ったり触られたりした経験が無いんですよ。まずそこから始めなきゃならないんですね。あとやっぱり、普通にデートをしたこともないんで、そういったことから少しずつ教えて手ほどきをしていくんですよ。
    山里 ほお・・
    町山 で、セックスサロゲートの人っていうのは、出てくる人っていうのが実在の人物で、これが全部実名なんですけどこの映画、シェリル・コーエングリーンさんていう人がいるんですけども、映画ではヘレン・ハントさんていう人が演じてますね、女優さんがね。で、このヘレン・ハントさんはアカデミー主演女優賞をとっている人なんですよ。
    赤江 ふ~ん・・
    町山 で、そのひとがこのシェリルさんを演じて、既に40ぐらいで旦那もいて子供も2人いる人なんですけども、職業としていろんな人達の童貞を世話してるんですね。で、日本ではセックスボランティアっていう言葉とかで言われてますね、こういう人達は。
    赤江 へえ~・・
    町山 あとね、そういった人達、身体障害者の人達のためのデリヘルもあるんですよ。日本には、ちゃんと。
    赤江 そうなんですね・・・
    町山 はい。で、だから、治療行為としてやってるんですね。
    赤江 うんうん
    町山 で、このシェリルさんに会って。ただね、一つ条件があるんですね。え~、カリフォルニアの認可制度において、6回しかセッションはできないんですよ。
    赤江 6回!
    町山 6回だけなんですよ。だから、セッションズっていうタイトルなんですよ。
    赤江 は~・・・
    町山 その6回のセッションの話なんですよ。
    赤江 それはなんで6回とかって決められてるんですか?
    町山 これは、ダラダラやっていったら売春と違いが無くなっちゃうから。
    赤江 はあ~、なるほど・・・
    町山 ていうのともう一つは、それ以上やっちゃうと心と心の関係になっていくから危険だということもあるんですね。
    山里 へえ~・・
    町山 まずその、身体の接触において相手をリラックスさせないと、要するに、触られたこととか全然無い人ですから、相手はね。で、優しい会話とかそういったことから始まっていくから、これは当然、身体だけじゃなくて心と心の関係になっていくんですよ。
    赤江・山里 うん・・・
    町山 で、これって立ち入っちゃうと危険なことに入っちゃいますよね?
    赤江 あ、そっか、
    町山 だってこれはお医者さんなんだもん、相手の女の人は。でも、触られてる方は好きですってなっちゃったら大変なことでしょ?
    赤江 そうですよねぇ・・・
    町山 でも、もう一つの問題は好きじゃないとできないんですよ。
    山里 うわぁ・・・・
    赤江 恋愛を全く抜きにして、治療としてっていう・・・・
    町山 だって、こいつ大嫌いって思う人に触りたくないじゃん、触られたくないじゃん(笑)
    赤江 たしかに・・・
    町山 お医者さんも、この人はいい人だわって思わないと、治療できないですよね。で、相手もそうだからこれはもうすごい綱渡りですよね。
    山里 難しいんだ・・・
    町山 これは物凄く難しいんですよ。
    赤江 難しいですね、ホントに。
    町山 はい。で、もう一つ難しいことがあって、この人、オブライアンさんは手も動かないから、オナニーもしたことがないんですよ。
    赤江 はあ、
    山里 なんにもしたことがないんだ、じゃあ。
    町山 なんにもしたことがないんですよ。できないから。
    山里 はあ~~・・・
    町山 で、エッチしたこと無いから、
    山里 はい、
    町山 触られただけで・・・
    山里 はあ、
    町山 暴発しちゃうわけですよ。
    山里 なるほど~!
    赤江 はぁ・・・・
    山里 これは、そうか、今まで経験無いから・・
    赤江 そっか、そっか・・・。、
    町山 経験無いから。
    赤江 はぁ~・・・
    町山 でも、元気だから、すぐに、まぁ、かい、回復するんですけど(笑)って、ナニを言ってんだか俺は!(笑)・・
    山里 まあ・・・、そうですね(笑)
    町山 それも限界があるじゃないですか(笑)
    赤江 え?それも一回とカウントされるんですか?町山さん・・
    町山 いや、会うのが一回なんですけどね・・・
    山里 ちょっと、赤江さん・・・
    町山 一回会ったって、そりゃ何発もできないじゃん!て、何の話だいったい!(笑)
    赤江 あ・・スイマセン・・
    山里 赤江さん違うでしょ(笑)、考え方おかしいでしょ(笑)
    赤江 ・・ちが、違う方に(笑)・・あ・そうか・・・え??・・・そう・・・ですね・・
    山里 セッションはそういうことじゃ・・
    町山 ねえ(笑)
    赤江 あ、セッションはそういうこと??
    山里 果てることを一回にカウントするわけじゃないですから・・(笑)
    赤江 ナハハハハ・・・・(笑)
    町山 そうでしょ(笑)
    山里 6回会うことですから。
    赤江 ・・(笑)・・
    町山 そんなねえ(笑)、精力絶倫の男じゃない限りねえ、・・
    赤江 ナハハ・・・一日で終わったりとか・・(笑)
    山里 一回で6セッション終わらせちゃうとか・・(笑)
    町山 だから、だんだん回数が無くなっちゃうんですよ
    山里 なるほど!使っていっちゃうんだ
    町山 使っていっちゃうんですよ。
    赤江 はぁ~
    町山 で、なかなかゴールできないわけですよ。
    山里 ふん、
    町山 ねえ、・・・だからいろいろ考えるわけですよ2人で。どうしよう、どうしたらゴールできるだろう?と。
    赤江 うん。
    町山 で、じゃあ前戯をちゃんとすると興奮してイッちゃうからなるべく前戯なしでやりましょうとか、いろんなことを言うんですけど(笑)・・
    赤江 へえ~・・
    町山 何の話だっていう・・・
    山里 真剣にそういうやり取りをするっていう・・
    町山 あのねえ、これね、コメディーなんですよ、だから。
    山里 あ、コメディーなんですか!
    赤江 え?!
    町山 これ、実話なんですけどセッションのところは完全にコメディーですよ。
    山里 なるほど!
    町山 「うわっ、ダメだ!」とか、「あ、また!」とかそういう(笑)・・
    赤江 やっぱり、そういう人間模様って客観的に見ると笑えたり、楽しかったり。
    山里 そうか、重い話じゃないんだ!
    町山 そうなんですよ、重い話じゃないんですよ。
    山里 なるほど・・・
    町山 爆笑ですよ。
    山里 あ、そうなんですか。え、じゃあ映画館とかも結構、笑いがどんどん起きちゃう感じですか?
    町山 大、爆笑でしたね。
    山里 あ、そうなんだ。なるほどなるほど。
    町山 あとね、手に汗握るんですよ。
    山里 成功するかな?っていう・・・
    町山 もうちょっとだ、ガンバレ!!みたいな感じで、ロッキーじゃないですけど
    赤江・山里 (笑)
    町山 やっとできると、『ゴ~~~~~~~ル!!!』(笑)みたいな感じですね
    赤江・山里 (爆笑)
    町山 なんだかよくわからないものになってますよ、途中から(笑)。
    山里 童貞失ったぞ~!!って、
    町山 スポーツ映画のような。
    赤江 へえ~・・
    町山 でもね、やっぱりいろいろと深いことを考えさせるんですよね。人間は身体を接触させているだけで、やっぱりそれは愛につながっていくんですよね。
    赤江 そうですよね・・
    町山 愛が先になくても、互いの身体をいたわり合ったり触り合う事によって愛が育っていくと。
    赤江 ふ~ん・・・
    町山 この触り合うってことがいかに大事なのかっていうことであるとか、あとはやっぱりだんだん本気になっていっちゃうんですけども、お互いにどんどん苦しくなっていくっていう。
    で、主人公のオブライエンさんは「こんなだったらやらなければ良かった」って思ったりするわけですよ。
    赤江 わあ~・・違う悩みが出てくるんですねえ。
    町山 だって、知らなかったんだもん、恋の苦しみを。知ってしまったらもっと辛くなるわけですね。
    山里 なるほど・・・
    町山 その辺がせつない話とかになっていてですね、しかもこのオブライエンさんは首だけしか動かないんですが、それを演じているジョン・ホークスさんていう人は、全く知られていない俳優ですけれども、これは、首から上だけの演技でこのいろんな今言った切なさとかおかしさとか、それを演じきっているんで、まあアカデミー主演男優賞ノミネートは確実だろうと言われてますね。
    赤江・山里 へえ~・・
    町山 ま、首から上だけですからとにかく演技が。
    山里 そっか、それは求められますよねえ、演技力が。

    ~Resolution~
    『人生一回だからチャレンジしなきゃダメだよ』という映画です。

    町山 すごい演技力ですよ。それでしかも笑わせてるし。で、映画としては何年か前にアカデミー賞をとった『英国王のスピーチ』(King's speech)にちょっと似ていますね。
    赤江 はい、はい。
    町山 あれも実話で、イギリスの王様がですね、吃音ていう障害を抱えてて、それを克服するまでの物語をロッキー風に描いてましたけども、しかもそれは脚本を書いた人が自分自身が吃音だったんで、それを障害を克服した話を調べてるうちに書いた脚本なんですよ。で、この『ザ・セッションズ』って映画も監督はですね、自分自身ポリオだった人なんですね。
    山里 あ、そうなんですか。
    町山 で、現在も両足が不自由で松葉杖なしでは歩けないってことでもって、自分の気持を込めて作った映画がこの『ザ・セッションズ』なんですね。
    赤江・山里 ふ~ん。
    町山 オチは言いませんが、非常に感動的で、どんな人でも元気になるし、いろいろ身体に不自由がなくても女性とか面倒臭いとか思ってる人でも是非見たほうがいいというね。
    赤江 そうですね。
    町山 はい。こんなに障害を抱えててもチャレンジした人が、男がいるんだってことですよね。
    赤江 はあ、やっぱり古今東西、感動する部分はおんなじですよね。
    町山 僕の友達の枡野浩一君とかもう女性とか懲り懲りだとか、もう生理的に全くダメだとか言ってますけども、何を言ってんだバカ野郎!と思いました。はい。
    赤江 アッハッハッハ
    山里 これを見てね、いけるんだよなと。
    町山 そういう、人間ね、チャレンジしなきゃダメだよというね。人生一回だからっていう。
    山里 町山さん、僕もこれは見て、刺激になるかもしれないです。
    赤江 山ちゃんも・・・
    山里 はい。セカンドですから私は今。
    町山 アッハッハ・・そうですか(笑)
    山里 はい・・町山さん。
    赤江 いや、そんなのはいいんですけど、そんな報告は・・
    町山 貴重な報告ありがとうございます、はい(笑)笑えて泣ける、童貞映画『ザ・セッションズ』、はい、日本公開を期待しています。
    山里 あ、まだ日本公開決まってないんですね!
    町山 はい。20世紀フォックスさんお願いします。という感じで・・・
    山里 でも町山さん、これ、賞をとったら日本公開もありえますよね?
    町山 そう、それはそうですね。ま、絶対アカデミー賞ノミネートはあると思いますよ。
    山里 なるほど。
    町山 はい、そういう感じで。
    赤江 わかりました。楽しみに待ちたいと思います。・・・今日のたいしたたま、アメリカ在住の映画評論家、町山智浩さんに『ザ・セッションズ』、紹介していただきました。町山さん、ありがとうございました。
    山里 ありがとうございました。
    町山 はい、どうもでした!

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